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企画展「青梅の金融史~あおしん創立100周年~」
趣旨
令和4年(2022)年3月、青梅市内に本店を置く「青梅信用金庫(あおしん)」が創立100周年を迎えます。
日本における近代的な金融機関の登場は、明治時代までさかのぼります。明治5(1872)年に国立銀行条例が制定されると、翌年には日本最初の商業銀行として「第一国立銀行」(初代頭取・渋沢栄一)が設立されました。青梅市域でも、明治15(1882)年に青梅銀行、明治22(1889)年に青梅商業銀行(設立当時は株式質会社)、明治30(1897)年に多摩銀行、明治33(1900)年に成木銀行など、数多くの金融機関が設立されました。
大正7(1918)年に第一次世界大戦が終わったことによる反動不況に見舞われると、当時の青梅町内の織物業なども打撃を受けました。そこで、機屋や買継商などの織物業をはじめ、町内の様々な業種の代表者が発起人となり、青梅銀行や多摩銀行などの協力を得て、大正11(1922)年に「有限会社青梅町信用組合」が設立されました。その後、昭和金融恐慌や第二次世界大戦など激動の時代を経て、現在、「青梅信用金庫(あおしん)」として、地域に密着した運営を展開しています。
本企画展では、青梅市域を中心とした金融史をテーマに、明治期から昭和期にかけての金融機関の関連資料を展示し、その変遷などを紹介します。
基本情報
会期
令和3(2021)年9月18日(土曜日)~令和3(2021)年12月19日(日曜日)
※会期中、状況に応じて臨時休館させていただく場合があります。
開館時間
午前9時~午後5時
休館日
月曜日(ただし、9月20日は開館し、21日を休館とします)
観覧料
無料
展示構成
- 第1章 両替商と質屋~江戸時代~
- 第2章 地方銀行の創立~明治時代~
- 第3章 市街地信用組合制度の誕生~大正時代~
- 第4章 昭和金融恐慌と戦時体制下の金融機関~昭和時代(戦前)~
- 第5章 信用金庫法の成立と「あおしん」の出発~昭和時代(戦後)~
主な展示品
各銀行の営業報告書
多摩銀行の看板
青梅町信用組合前で撮影した集合写真(昭和5年)
青梅町信用組合事務室の写真(昭和期)
ご来館に当たっての注意事項
- マスクを着用し、咳エチケット手指消毒へのご協力をお願いいたします。
- 発熱がある方、咳やのどの痛みなどの症状のある方は、入館をご遠慮ください。
- 館内の休憩スペースや設備などの利用を制限させていただいております。
- 館内の状況に応じて、展示室への入場制限等を行う場合があります。
- 会期中、状況に応じて臨時休館させていただく場合があります。
- 当館に専用駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。
展示協力
青梅信用金庫
問い合わせ
青梅市郷土博物館
〒198-0053東京都青梅市駒木町1-684(釜の淵公園内)
電話 0428-23-6859
ファックス 0428-21-0464