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企画展「生誕200年 齋藤眞指の生涯」
趣旨
齋藤眞指(さいとうまさし)は、幕末から明治にかけて、村の指導者や教育者、国学者など多方面で活躍した青梅の近代史を代表する人物の一人です。
眞指は、文政5(1822)年、乗願寺村(現在の青梅市勝沼)の名主家に生まれ、嘉永2(1849)年、父・源左衛門行敬(げんざえもんゆきよし)が名主を退任した後、乗願寺村の年寄を務めるとともに、同時期に俳諧を嗜むなど文芸活動に勤しみました。
また、国学者の井上頼圀(いのうえよりくに)と交流を深めるなど、平田派の国学に傾倒し、青梅で最初の郷学校として、明治4(1871)年に開校した協心神習舎(きょうしんしんしゅうしゃ)(現在の青梅市立第二小学校)の創設に関わりました。
さらに、青渭(あおい)神社や勝沼神社などの神官を務めたり、明治政府の命令により、西多摩郡および入間郡の一部の「皇国地誌」の編さんを手掛けたりするなど、郷土の発展のために尽力しました。
今年、齋藤眞指が生誕200年を迎えることから、今回の企画展では、皇国地誌を編さんする際に作成した地誌草稿や、国学を学んだ際に使用したとされる書籍など、彼の多面的な活動に関する資料を中心に展示し、その生涯を紹介します。
基本情報
会期
令和4(2022)年10月15日(土曜日)~令和5(2023)年1月9日(月曜日・祝日)
開館時間
午前9時~午後5時
休館日
月曜日および年末年始(12月29日~1月3日)(ただし、1月9日は祝日のため開館します)
観覧料
無料
主な展示品
御巡見ニ付手控(天保9(1838)年2月)
杉家句帳(嘉永5(1852)年)
権少講義補任状(明治6(1873)年6月30日)
井上頼圀依頼状(明治8(1875)年11月30日)
齋藤真指地誌調査日誌(明治13(1880)年9月1日~11月27日)
東京府西多摩郡地誌(明治28(1895)年3月26日)
企画展関連講座
題目
「郷土の偉人齋藤眞指と明治の碩学井上頼圀」
内容
国学者・井上頼圀は眞指に大きな影響を与えた人物の一人です。眞指の生涯をたどりつつ、井上頼圀との交流について紹介します。
講師
黒田耕氏(青梅市文化財保護指導員)
日時
令和4年11月27日(日曜日)午後2時
会場
福祉センター2階第1~3集会室
定員
50名
費用
無料
申込方法
令和4年11月3日(木曜日)午前9時から下記までお電話にてお申し込みください。
申込先
青梅市郷土博物館
電話番号 0428-23-6859
展示図録の販売
価格
600円(税込み)
サイズ・ページ数
A4判、33ページ
販売場所
青梅市郷土博物館、青梅市役所3階社会教育課
注意事項
新型コロナウイルス感染症の動向によっては、開催期間の変更や関連講座を中止することがあります。最新の情報は、当館ホームページまたはお電話にてご確認ください。
青梅線終日運休のお知らせ
- 10月15日(土曜日)は、中央快速線等のグリーン車サービス開始に向けた青梅駅線路切替工事のため、河辺~青梅~日向和田駅間のすべての列車が運休となります。
- 運休区間はバスによる代行輸送を行います。代行バスの所要時間は道路事情や混雑等により、さらに時間を要することがあります。
- 河辺駅、日向和田駅では電車とバスの乗換に相当の時間がかかることが予想されます。
- ※詳しくはJR東日本のホームページ<外部リンク><外部リンク>をご覧ください。
問い合わせ
青梅市郷土博物館
〒198-0053東京都青梅市駒木町1-684(釜の淵公園内)
電話 0428-23-6859
ファックス 0428-21-0464
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