日頃より、本校の教育活動に御理解いただき誠にありがとうございます。保護者の皆様・地域の皆様の御協力に支えられ令和年度をスタートできたこと、心より感謝申し上げます。

 

 今年度、新に155名の新入生を迎え、全校生徒485名で、令和6年度をスタートいたしました。

 

 本校では、学校目標の「学ぶ 鍛える 思いやる」の下、教育目標の達成に向けた日々の取り組みを通して、生徒一人一人に「学問のすばらしさ、スポーツの楽しさ、ハーモニーを奏でたり、作品を創ったりする喜びなどを実感させ、また、集団活動を通して責任感・協調性を育てるとともに感動を味わわせることが大切だと考えています。そして、生徒一人一人が自信をつけ自立し、予測不可能でグローバルな社会で生きぬく力を身に付けることが重要であると考えています。

 

 昨年度まで3年間、東京都の研究指定を受けて、学力向上推進拠点校として研究を進めてまいりました。今年度は、その成果をどう生かしていくか、また、どう還元していくかが問われる年です。

 本研究では、新学習指導要領の特色である「指導と評価の一体化」を目指し授業改善に取り組んでまいりました。本来、評価は、単に入試に使うものではありません。生徒が自ら学習状況を振り返り、具体的に学習改善につなげるものです。

 

 そこで、本研究では、授業を行った際に、生徒にとって分かりやすい「ねらい」や「目標」を示し、身に付いた力が分かるような評価方法を工夫します。また、学習に取り組む意欲、興味や関心を引き出し、家庭学習の定着のため毎日1ページを目標に形式や内容にとらわれることなく、なんでもいいのでノートにまとめてみようという「自学ノート」を全学年で取組んでいます。さらにICTを効果的に使う学習支援ツールを取り入れ双方向授業で学び合うなど、生徒が主体的に学習に取り組めるような授業を行っています。これらを活用し、学習を喚起し、個々の生徒の学力に柔軟に対応するなど学力向上につなげていきたいと考えています。

 

 これからも、教職員一同力を合わせ、「厳しくも、温かい指導」で生徒たちを育んでいきたいと思っております。保護者・地域の皆様方、今後とも御理解、御協力の程、よろしくお願いいたします。

 

 

令和6年4月1日

青梅市立第三中学校

校長   髙橋 章次