本文
令和6年成人の日青梅市二十歳を祝う会が行われました
令和6年成人の日青梅市二十歳を祝う会が、1月8日(月・祝)の成人の日に、住友金属鉱山アリーナ青梅において行われました。
当日は、該当者1,231名のうち904名の成人が参加しました。
式典では、青梅市長、青梅市議会議長から成人へ、お祝いと励ましの言葉が贈られました。
そして、成人の代表者が「誓いの言葉」として成人の抱負と感謝の気持ちを述べました。
また、タイムカプセル収納作品(小学校4年生の時に制作した絵など)や、小・中学校卒業アルバムの投影が行われ、参加した成人は当時を懐かしんでいる様子でした。
市内中学校の、当時の先生からのビデオレターもあり、華やかに執り行われました。
以下に、市長の式辞全文を掲載します。
輝かしい令和6年の新春を迎え、本日ここに二十歳を迎えられた皆様に、心からお祝いを申し上げます。
来賓各位におかれましては、公私ともにお忙しい中、将来を担う若者の門出を祝うため御臨席を賜り、誠にありがとうございます。
また、御家族の皆様、心からお慶びを申し上げます。そして学校で教育に当たっていただいた先生方、見守っていただいた地域の方々にも、敬意と感謝を表したいと思います。
本日、青梅市では、1,231人の皆様が、二十歳となられました。誠におめでとうございます。
私といたしましても、こうして皆様の新しい門出をお祝いできることを嬉しく思いますとともに、皆様の将来が晴れやかに広がっていくことを願ってやみません。
さて、二十歳を迎えられた皆様がこれから羽ばたこうとされている社会は今、大きく変化しています。コロナ禍を経て学び方、働き方の多様化が進み、すさまじい速さで進化を遂げる人工知能の登場などで、インターネットを活用した情報社会はより複雑化しており、日本の掲げる新たな未来社会、Society5.0の実現に向け変化の大きい時代に入りました。これまでの社会の在り方や価値観が変わり、新しい価値観、技術、発想が生まれてきております。そのような変化の大きな時代を生き抜いていかねばらならない皆さんには、希望だけでなく、不安になることもあるかと思います。これは、とらえ方を変えると変化の大きい時代は、チャンスの多い時代とも言えます。
二十歳の頃というのは、今後、自分はどのような道に進んでいくべきなのか、また、社会における自分の存在意義は何なのかといったことを考え、たくさんの可能性に溢れた未来を選択することができる、人生の中でとても重要な時期であります。
この変化の大きな時代を見据えるため、勉学に励み、努力を惜しまず、ぜひその若さをいかして今しかできないことに挑戦し、自身の力を信じてしっかりと歩んでいってほしいと思います。
そうであるからこそ、もし私が、皆様の年に戻れたとするのならば、二十歳の私に言っておきたいことを最後にお伝えしたいと思います。
「これからの人生の中で何をしたいのか、自分は、何をすることが本当に好きなのか、心の中で絶えず自問自答すること。そのためにやるべきことを考え、一つ一つ確実に実行していくこと。そして日々、積み重ねていくこと」
言葉にするととてもシンプルなのですが、気に留めておいてください。
みなさんは、今20歳で、感じないかもしれませんが、この先30歳、40歳、50歳と年齢を重ねていくと、人間の生きている間というのは、いかに短いかを実感していくことになります。みなさんの時間、いえ私たちの時間は、限られています。自分の心のままに、本当にやりたいことを追求していってください。そこには、他人の言葉や、世間の圧力、ある種のプライド、失敗するかもしれないという恐怖感が、ところどころで現れてきますが、人生は短いと思えば、うまく乗り越えられます。本当に、妥協は禁物です。一方で、まだやりたいことが思い浮かばない人は、いろんな人に会って、絶えず行動して、探し続けてみてください。ある日突然、雷に打たれたように閃いて、進むべき道、やりたいことが見つかるはずです。
皆さん一人一人が、それぞれの願う道に進み、幸せな人生を送られていくことを心よりご祈念申し上げ、お祝いの言葉といたします。誠におめでとうございます。
令和6年1月8日 青梅市長 大勢待 利 明