本文
企画展「幕末青梅」
当企画展はお陰様をもちまして、無事に終了いたしました。期間中はたくさんのご来館、誠にありがとうございました。
青梅には「幕末の三舟」と呼ばれる勝海舟・高橋泥舟・山岡鉄舟が市内各神社に筆を取った幟旗をはじめ、多摩川での鮎釣りに由来する土佐藩士板垣退助の銅像、幕臣川路聖謨(としあきら)の武蔵玉川地方の巡視など、幕末の志士達の足跡が様々な形で存在します。
そして、黒船来航などによる治安悪化から剣術が盛んになり、青梅でも開平三知流剣術始祖三田左内、柳剛流三代目石川良助など多数の剣客を輩出しました。
また、青梅は埼玉県名栗谷の農民達を発端とする慶応二(一八六六)年の打ちこわし(武州世直し一揆)が及んだ地域でもあり、当市域の農民を巻き込み、青梅宿の穀屋をはじめ、多くの商家を打ちこわしました。
その後の旧幕府軍と新政府軍の争いにおいても、彰義隊と袂を分けた振武軍が抗戦の候補地として青梅を挙げ、それを回避した記録が残されています。
今回の企画展では、市内に残る志士達のモノ・記録、この地で起こった事件から青梅の幕末をご紹介します。
企画展開催概要
- 会期:平成24年4月1日(日曜日)から平成24年8月5日(日曜日)まで
- 開館時間:午前9時から午後5時
- 休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
- 入館料:無料
- チラシ:表[PDFファイル/144KB]、裏[PDFファイル/1017KB]
主な展示資料
- 勝海舟揮毫幟旗(千ヶ瀬神社所蔵)
- 高橋泥舟筆幟旗(山神社所蔵)
- 山岡鉄舟筆幟旗(春日・八雲神社所蔵)
- 東京都指定有形文化財「旧多摩郡新町村名主吉野家文書」(郷土博物館所蔵)より幕末期の文書
- 東京都指定有形文化財「旧多摩郡下師岡村名主吉野家文書」(個人所蔵)より幕末期の文書
- 青梅市指定有形文化財「市川家日記」(個人所蔵)より幕末期の事件について記述された部分
- 柳剛流師範・石川良助「千人同心指物旗」(個人所蔵)
- 「亜墨利加国伯理璽天徳之書和解(アメリカ国プレジデント親書和約の写本)」(宗建寺所蔵)
- etc...
関連リンク
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)