本文
日本産狼頭骨および版木その他付属品(青梅市指定有形民俗文化財)
日本固有種である日本狼は1900年代初め頃に絶滅したとされています。日本において狼は単なる動物の一種としてだけではなく、神として古来より信仰の対象となっていました。青梅市内の武蔵御嶽神社でも日本狼は「大口真神(おほくちまがみ、おおぐちまがみ)」「おいぬ様」と呼ばれ、神として祀られています。
この日本狼の頭骨は良好な状態で保存されており、貴重なものです。付属品の数珠と共に信仰の対象として、あるいはお祓いの道具として使用されていたと考えられています。版木は武蔵御嶽神社で使用する御守の御札を刷るために使われた物で、裏に「文政二年」(1819年)の年号が刻まれています。
詳細
読み
にほんさんおおかみとうこつおよびはんぎそのたふぞくひん
指定区分
青梅市指定有形民俗文化財
指定年月日
昭和43年11月3日
所有者または管理者
青梅市
所在地
東京都青梅市駒木町1-684(釜の淵公園内)
青梅市郷土博物館(郷土博物館へのアクセス<外部リンク>)
公開状況
普段は非公開ですが、不定期で展示を行っています。