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今井城跡(青梅市指定史跡)
今井城跡は、多摩川の北岸、加治丘陵の南辺にあり、入間川の支流、霞川沿いの低地に臨む舌状台地上に築かれており、現在も土塁や空掘が良好な状態で残されています。この城は今井氏が城主であったと伝えられています。
城跡からは、発掘調査の際に板碑(青石塔婆)や宝篋印塔等が城跡内西側の土塁の中から打ち捨てられたような状態で発見されています。板碑に刻まれた年号等から、16世紀前半にこの地を治める勢力の交替があったと考えられています。
現在残る城跡の遺構は16世紀半ば以降に改修されたものと考えられています。遺構の様子から、この改修には戦国大名・北条氏が関わっていた可能性が指摘されていますが、改修の目的や廃城時期などは不明です。
詳細
読み
いまいじょうあと
指定区分
青梅市指定史跡
指定年月日
昭和28年11月3日
所有者または管理者
青梅市ほか
所在地
東京都青梅市今井1-552-1ほか
公開状況
常時見学可能ですが、城跡内には街灯がなく、近隣に住宅街もあるため、夜間や早朝の見学はお控えください。
アクセス
JR青梅線「河辺駅」北口の「河辺駅北口バス停」より西武バス「入間市駅」行きに乗車し、「原今井」または「金子橋」で下車し、徒歩数分~10分程度
または、「河辺駅北口バス停」より「原今井」行きに乗車し、「原今井」で下車し、徒歩数分~10分程度(平日朝のみの運行です。また、「金子橋」には停車しません。)
城跡付近に駐車場はございませんので、お車でお越しの際は河辺駅近隣の有料駐車場等をご利用ください。