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企画展「青梅市の板碑~石に込められた中世人の想い~
板碑(いたび)とは、鎌倉時代初期から室町時代末期までに、日本各地で生前供養や死後の供養等の目的で制作された石碑で、中世の歴史を語る上で欠かすことのできない重要な史料です。
関東地方には4万基以上の板碑が残っていると言われており、その中でも東京都・埼玉県・神奈川県の一部といった旧武蔵国を中心に残る板碑は、秩父地域から産出される緑泥片岩という岩石を用いたものが多く、「青石塔婆」や「武蔵型板碑」とも呼ばれています。
青梅市内には、寺院の墓地などに板碑が数多く残されており、その数量は、日本屈指です。
本展示では、市内に残る板碑の特徴や歴史的変遷を紹介するほか、近年出土した板碑を展示します。
会期や休館日について
- 会期:平成30年7月21日(土曜日)から平成30年10月8日(月曜日・祝日)まで
- 会場:青梅市郷土博物館企画展示室
- 開館時間:午前9時から午後5時まで
- 休館日:月曜日。ただし、9月17日、9月24日、10月8日は祝日のため開館し、翌日が休館日となります。
- 入館料:無料
主な展示品
近年出土した板碑
十三仏板碑
今井城跡出土板碑
伊奈石製の板碑
私年号の板碑(拓本)
(市指定有形文化財・宗泉寺蔵)
企画展では現資料を展示しています。
室町時代末の結衆板碑(拓本)
(市指定有形文化財・聞修院蔵)
企画展では現資料を展示しています。
問い合わせ
部署名:教育部文化課
電話:0428-23-6859
ファックス:0428-21-0464