ペットとの同行避難マニュアル

　災害時には何よりも人命が優先されます。
　しかし、近年ペットは家族の一員であるとの意識が飼い主に芽生えつつあり、飼い主とペットが同行避難することは、動物愛護の観点のみならず、飼い主である被災者の心のケアの観点からも重要であると考えられています。
　また、これまでの大規模災害では、放浪状態となって野犬化した犬が住民に危害をもたらしたケースや不妊去勢の処置をされないまま放浪状態となったペットが無秩序に繁殖したなど、様々な問題が報告されています。このような事態を未然に防ぐためにも、ペットとの同行避難を進めることが必要になっています。
　こうした状況を踏まえ、平成30年3月に環境省から「人とペットの災害対策ガイドライン」が示されました。このガイドラインに基づき、青梅市では「ペットとの同行避難マニュアル」を策定しました。このマニュアルは、青梅市地域防災計画に記載されている「動物救護」をもとに、飼い主が平常時備えるべきことや災害時の行動の指針を示しています。ペットのためにも飼い主の方は、災害時に備えて平常時から対策に取り組みましょう。