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飼い主のいない猫との共生を目指して
猫にエサを与える人へ
飼い主のいない猫や外飼いの猫へのエサやりは、適切に行わないと集まる猫によって近所の人が迷惑を受け、トラブルになる場合があります。
また、猫同士が不妊去勢手術をしていないと、子猫が生まれ、飼い主のいない猫が増えてしまいます。
猫は本来飼うことによる管理が必要な動物です。
無責任にエサを与えるだけでなく、食事中は見守り、食べ残しの片づけや排泄物の始末、不妊去勢手術をする等、きちんとした管理をして、近所の人の理解を得られるように行動しましょう。安易なエサやりは、かえって猫を不幸にします。
また、エサの放置は不衛生の原因になるので止めましょう。
猫の耳のV字カット
耳の先端にV(ブイ)字の切れ込みがある猫を見かけた事はありますか?
これは、不妊去勢手術が済んでいる印です。
不妊去勢手術が施された猫は、基本的に元の居場所に戻され、その地域で繁殖することなく一生を終えます。
外で生きる猫の寿命は室内飼いの猫よりも短いそうです。地域のみなさんであたたかく見守ってください。
個人や地域で飼い主のいない猫に不妊去勢手術を施す場合は、他の人にもわかるように耳にV字カットを施してください。
見た目で判断ができると、開腹手術の重複を防ぐことができます。
さくらねこ無料不妊手術事業
平成25年度から公益財団法人どうぶつ基金が手術費等を全額負担する「さくらねこ無料不妊手術事業」に市内のボランティア団体と協働で参加し、令和2年3月までに市内で1,313頭の猫に不妊去勢⼿術等を実施しました。
「さくらねこ無料不妊手術事業」<外部リンク>とは、飼い主のいない猫に対し「さくらねこTNR(Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す、その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで、繁殖を防止し、「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ、飼い主のいない猫に関わる苦情や、殺処分の減少に貢献する活動です。青梅市ではこの活動により、人と動物とが幸せに優しく共生できる社会を目指しています。
また、この事業では多くの方のご寄付により発行された、「さくらねこ無料不妊手術チケット」を使用しております。市民の皆さんにもこの事業の趣旨をご理解いただければ幸いです。
なお、「さくらねこ無料不妊手術事業」は一般枠<外部リンク>で個人の方もチケットの交付申請ができます。こちらは枚数等に限りがありますので、公益財団法人どうぶつ基金のホームページをご確認の上、申請してください。
公益財団法人どうぶつ基金<外部リンク>
「青梅市地域猫活動の手引き」を作成しました
青梅市では、飼い主のいない猫と人が共存することを目的とした地域猫制度についての調査・検討を進めています。
地域猫制度とは、飼い主のいない猫の繁殖を抑え、餌やトイレ等を地域で適正に管理することで、飼い主のいない猫が今以上に増えず、かつトラブルも減らすための制度です。
この制度を実効性のあるものとするためには、地域のみなさんのご理解を得ることが重要と考えています。
そこで、環境省が作成した「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」を参考に、青梅市独自の制度について説明した「青梅市地域猫活動の手引き」を作成しました。
地域のみなさんにはこの手引きをご覧いただき、飼い主のいない猫に対しての市の方針をご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。
飼い主のいない猫のための里親会
平成25年度から市内ボランティア団体と協働で、年2回、飼い主のいない猫のための里親会を実施しています。
猫の里親になっていただける方、興味のある方は、ぜひご参加ください。
日程等は、広報おうめでお知らせします。
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