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ハンセン病
ハンセン病とは
ハンセン病は「らい菌」という細菌に感染することで引き起こされる感染症の一種で、「らい菌」を発見したアルマウル・ハンセンにちなんで「ハンセン病」と呼ばれています。
原因となる「らい菌」は発症させる力が弱く、菌が体の中に入っても多くの場合は免疫機能により発症することはありません。しかし、乳幼児の時期に治療をしていないハンセン病患者に繰り返し接触した人が、免疫機能の低下により発症することがあります。栄養状態や衛生環境が悪い条件のもとでは免疫機能の低下を招くので、発症のリスクが高まります。
現代においては感染することも発病することもほぼありませんが、感染し発病すると、手足などの末梢神経が麻ひし、汗が出なくなったり、痛い、熱い、冷たいといった感覚がなくなることがあり、皮ふにさまざまな病的な変化が起こったりします。
自然治癒するケースもありますが、「らい菌」に効果のある薬で治療できる病気になりました。薬の改良が進み、現在では2、3種類の薬を1年から2年服用する多剤併用療法という治療法が確立しています。薬はWHOが無料で配布しています。多剤併用療法の服薬を始めると、「らい菌」は数日で感染力を失います。
このように、ハンセン病は薬による治療だけで治すことができます。入院する必要もなく、仕事や通学を継続しながら治療できる普通の病気です。
詳しくは厚生労働省のホームページ<外部リンク>をご覧ください。
ハンセン病元患者家族に対する補償金制度(請求期限は令和11年11月21日まで)
令和元年(2019年)11月15日に、議員立法により「ハンセン病元患者家族に対する補償金の支給等に関する法律(令和元年法律第55号。以下「法」という。)」が成立し、同年11月22日に公布・施行されました。
法に基づき、対象となるハンセン病元患者のご家族の被った精神的苦痛を慰藉するための補償金が支給されます。
問い合わせや申請方法は、厚生労働省のホームページ<外部リンク>からご確認ください。
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関連リンク
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国立感染症研究所ホームページ<外部リンク>
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東京都保健医療局ホームページ<外部リンク>
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