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記事ID:0072713 更新日:2024年11月7日更新 印刷画面表示 <外部リンク>

梅毒・HIV感染にご注意ください

梅毒とは

梅毒トレポネーマという細菌が感染することで起こる感染症です。性行為で粘膜や皮膚の小さな傷から感染します。感染すると、性器や肛門、口にしこりができたり、全身に発疹が現れたりしますが、一旦症状が消えるため治ったと間違われることがあり、発見が遅れる危険があります。検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。なお、梅毒はHIVの感染リスクを高める可能性があります。そのためにも、早期発見が重要です。

主な症状

感染後、経過した期間によって症状の出る場所や内容が異なります。
​感染しても症状が出ない人もいます。気になることがある場合は、検査を受けましょう。
・第1期:感染後約1か月で、感染した場所(性器、肛(こう)門、口など)に、できもの、しこり、ただれなどができます。治療しなくても、数週間で症状は消えます。
・第2期:痛感染後3か月程度経つと、手のひらや足の裏など全身に発疹ができます。治療しなくても、数週間から数か月で症状は消えます。
・潜伏梅毒:症状がないまま何年も経過することがありますが、皮膚や内臓で病気は静かに進んでいます。
・神経梅毒:数年~数10年後に、心臓、血管、神経の異常が現れることがあります。

感染経路

・菌を排出している感染者との粘膜や皮膚の接触を伴う性行為(膣性交、肛門性交、オーラルセックス)などで感染します。妊娠中に感染するとお腹の赤ちゃんに感染させる可能性があります。
・パートナー間で感染します。自分だけが治療してもパートナーから再感染したり、その逆もあるので、パートナーも完全に治すことが必要です。

妊娠中の方へ

お腹の赤ちゃんに感染してしまうことがあります。お腹の赤ちゃんに感染すると、死産・早産・新生児死亡・障害をもって生まれることがあります(先天梅毒)。
なお、初期の妊婦健診で梅毒検査がありますが、健診後に感染する場合もありますので、気になることがあれば、主治医に相談しましょう。

HIV感染とは

HIVはエイズの原因になるウイルスで、HIV感染とは体の中にHIV(ヒト免疫不全ウイルス)が存在している状態をいます。感染経路の最も多くは性行為によるものです。今のところ、体の中にあるHIVを完全に取り除くことはできません。医療の進歩により様々な治療薬が開発されたおかげで、体内にいるHIVの増殖をおさえ、免疫力を維持することが可能になっています。そのためにも、早期発見が重要です。

主な症状

感染後、経過した期間によって症状の内容が異なります。

・急性期:2~4週間経過すると、発熱、咽頭痛、筋肉痛など、インフルエンザ様の症状が出てきます。これらの症状は多くの場合、自然に消えます。また、無症状のこともあります。
・無症候期:体の免疫力で、ウイルス量はある一定のレベルまで減少したところで安定し、その後、数年~10数年程度は症状がなく経過します。
・エイズ発症期:治療をしないでいると、HIV感染により免疫力が低下し、健康な時にはかからない弱い病原体によってもかかる日和見感染症(ニューモシスチス肺炎や食道カンジダ症など)や悪性腫瘍の症状が現れます。

感染経路

・性行為による感染(感染者の性器や肛門、口などの粘膜や傷口を通って感染)
・血液を介して感染(傷口などを通して体内に入り感染。注射器の使い回し)
・母子感染(妊娠中・出産時や母乳による感染)

妊娠中の方へ

妊娠前または妊娠中のできるだけ早い時期に感染の有無を確認し、出産前から適切な医療を受けることで、赤ちゃんへの感染確率を低くすることができます。
また、母乳を介して赤ちゃんに感染することがあるため、出産後は母乳での授乳を控える必要があります。​

早期発見するには検査を受けましょう

都内の保健所や都の検査室では、保険証不要・匿名(とくめい)・無料で検査を受けることができます。予約の有無など事前に必ずご確認ください。

11月16日から12月15日は「東京都エイズ予防月間」です。
予防月間中は通年実施の他にも検査ができます。
詳細は東京都HIV検査情報Web<外部リンク>からご確認ください。

関連サイト

厚生労働省ホームページ<外部リンク> 

東京都性感染症ナビ<外部リンク>

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