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校長日記12月(R7)
校長日記12月17日
赤いチョッキが誰へのプレゼントか、どうして分かったの?

1年2組の教室にお邪魔してみると・・・、
T「おばあちゃんからのプレゼントは何だったかな?」という質問をしたところでした。
たくさんの手が上がり、
「赤いけいとのチョッキが入っていました。」
「いちばん大きいチョッキです。」
「青いチョッキが入っていました。
・・・・・
子供たちは次々に答えていました。よく読めています。
「じゃあ、この赤いチョッキがお兄さんのだっていうのは、どうしてかな?」
「絵を見ると分かるのだけれど、国語で大切なのは、何だったかな?」と聞くと、さっと答えが返ってきました。
「言葉です。」
「そうだね。絵を見れば分かるのだけれど、国語なのだからやっぱり文を読んで確かめるんだね。」
「では、教科書を読みながら、近くの人と話し合ってみよう。」
ここで気付いたのは、近くの人との相談の仕方がしっかり身に付いていること。おばあさんの手紙を読んでいる最初の方のページを開いて、「ほらっ、ここに何色が欲しいか書いてあるよ。」と、確認をしあっている姿をあちらこちらで見ることができました。ですから、話し合いが終わったときにはほとんどの子がどこに書いてあるのかを分かっていました。読み方がしっかり身に付いています。



覚えていますか?
「ずいずいずっころばし ごまみそずい
ちゃつぼに おわれて トッピンシャン
ぬけたら ドンドコショ……」
音楽室の方から、こんな懐かしい歌声が聞こえてくるではありませんか。
思わず足が止まり、吸い寄せられるように扉を開けてみると、大型テレビの画面には、あの手遊び歌が映し出されていました。
手で作った“茶壷”の中に、歌に合わせて指を入れていき、歌が終わった瞬間に指が入っていた人がアウト。2回アウトになったら負け、というシンプルな遊びです。
二人組、三人組、六人組――その場でパッとできたグループで、誰とでも自然に、そして楽しそうに遊ぶ子供たち。笑顔がはじけ、見ているこちらまで思わず頬が緩みます。




次に流れてきたのは、
「あんたがたどこさ ひごさ
ひごどこさ くまもとさ
くまもとどこさ せんばさ……」
これもおなじみの、わらべ歌ですね。
私は、ボールをつきながら「さ」のところで足の下にボールを通す遊びをした記憶があります。皆さんは、どんな遊び方をしていましたか?
子供たちはというと、曲が流れた瞬間からノリノリです。「さ!」のところでジャンプ!
それだけでは物足りない子供たちは、「さ」で手をたたき合ったり、足の下で手をたたいたりと、次々に新しいアイデアを生み出していきます。
先生が、その中から「これはできそう!」という動きを選び、みんなで挑戦してみると、音楽室は一気に大盛り上がり。



今も昔も、友達と一緒に楽しめる「わらべ歌」は、自然と笑顔を引き出してくれます。
ぜひ、ご家庭でも一緒に口ずさみながら、遊んでみてください。きっと、温かくて楽しい時間になるはずです。
学校のスタート!!
「学校を作るとき、当時の人は賛成したと思う? それとも反対したと思う?」
6年2組の教室に足を踏み入れた瞬間、そんなスリリングな質問が飛び込んできました。

私は心のなかで確信していました。 「うちの子供たちは四小が大好き。こんなに素敵な学び舎を作るのに、NOと言う人なんてこの世にいるはずがない。さあ、みんな、迷わず『賛成』に手を挙げるんだ!」
しかし、期待に満ちた私の視線の先で、ほぼ全員の右手が「反対した!!」に向かって力強く突き上げられました。 しかも、それが正解だというから驚きです。

これだけ聞くと「6年2組、まさかの学校嫌い集団か?」と疑ってしまいそうですが、彼らの分析は実にシビアで現実的でした。
「働き手がいなくなっちゃうから」
「学校にお金を取られるのが嫌だったから」
大正解です。
続いて大竹先生が、当時の就学率のグラフを提示しました。

「当時は男子の方が学校に通う率が高かったんだよ」と説明した、その時です。一人の女子児童から、魂の叫びが響き渡りました。

「男子の方がまじめに勉強してないのに、女子の方が少ないなんて絶対おかしい!!」
その瞬間、教室の男子諸君は……沈黙。 「いやいや、男子だって頑張ってるやつはいるよ?」という反論の芽は、彼女の言葉の勢いに木っ端微塵に打ち砕かれたようです。
私は信じています。男子たちが黙っていたのは、図星だったからではなく、ただ優しさで彼女の勢いを受け止めてあげただけなのだと……(そう思いたい!)。
校長日記12月16日
Go for it
「失敗したっていい。失敗なんて、怖がらなくていいんだ。
だからこそ、思いきりやってごらん!」
その言葉に誘われるように、5年1組の教室に足を踏み入れると、そこには5年生全員の姿がありました。1組の教室に集まり、黒板の前に立つ今井先生の言葉を、子供たちは一言も聞き逃すまいと、真剣なまなざしで受け止めていました。
「もし、うまくいかなかったとしてもね、
そのとき初めて、これまでスポタイを支えてくれていた6年生の“本当のすごさ”が、心から分かるはずだよ。」
「自分たちでやってみて、分からないこと、うまくいかないことが出てきたら、6年生に聞けばいい。」
「でもね、全部やってもらうんじゃない。
聞くだけ。やるのは、あくまで君たちだ。」
「どんなときも忘れないで。
合言葉は『GO FOR IT』――前へ進む。」
「挑戦しようとする気持ちがあるなら、もうそれで大丈夫。」
今日から始まるのは、5年生による昼休みのスポーツタイムの準備・実施。その覚悟と責任、そして誇りを、今井先生は言葉に託して語っていました。
子供たちの背中から伝わってくるのは、張りつめた緊張感と、「やってみよう」という静かな決意。
きっと、この子たちなら大丈夫。そう確信できる空気が、教室いっぱいに満ちていました。

「うまくいかなかったら、今までスポタイをやってきてくれた6年生のすごさが分かる。」
「自分たちでやってみてうまくいかないところ、分からないところがあったら、6年生に聞けばいい。」
「ただ、聞くだけだよ。6年生にやってもらうのは違うからね。」
「どんな時でも、合言葉の『GO FOR IT』だからね。」
「挑戦する気持ちがあれば大丈夫。」
今日から、5年生が昼休みのスポーツタイムを準備実施する。その心構えを伝えているところでした。聞いている子供たちの真剣さは、背中越しでも伝わってくる、緊張感がありました。「きっとこの子たちなら大丈夫」と、感じることができました。
続いて、画面に映し出されたのは、一枚の写真。

それは、今井先生が担任していた2年生の頃の子供たちの姿でした。思わずこぼれる笑顔と、懐かしさが教室を包み込みます。
「さて、この写真は、何をしているときのものだと思う?」
投げかけに返ってきたのは、
「何か食べてる!」
「さつまいもじゃない?」
という声。
「そうだね。」

このときはね……」
少し間を置いて、先生は続けます。
「その頃の5年生が、みんなのために、お芋をゆでてくれたんだ。」
そして、視線を今の5年生に向け、語りかけました。
「だから今度は、君たちが5年生として、2年生のために何かしてあげたい。そう考えたんだ。」
「2年生が1学期に一生懸命植えたさつまいもは、たくさん収穫できた。
せっかくだから、みんなで一緒に味わいたい。」
「でも、2年生だけでは調理ができない。
そこで――困っている2年生の前に、ヒーローとして5年生が登場する。」
「君たちが手を差し伸べ、助けてあげる。
それが、今回の物語だ。」

今週の木曜日は、2年生と5年生のコラボ調理実習。
挑戦する勇気、受け継がれていく思い、そして「誰かのために動く」という誇り。
どんな素敵な時間になるのか、今から楽しみです。
こんなにおいしく育ちました!!
5時間目の始めに校庭の畑に人だかりが・・・。
「何かな?」と思って見に行くと、集まっていたのはつくし2組の子供たち。手に持っているのは、大きなかぶ?いや、大きな黒大根でした。


「見て見て、こんなに大きいんだよ」
嬉しそうに私に見せてくれた黒大根は、子供たちが毎日欠かさず水を上げた成果です。スティックブロッコリーもたくさん採れました。
「これから、これを調理するんだ!!」と、教えてくれました。




そのあと少ししてから調理室に行ってみると、大根を着る子供たちに出会いました。
「猫の手だよね」
そんなことを自分で確認しながら、上手に切っていきます。
「ゆで卵ができるのは、20分だよ。」と、教えてくれたのですが、ちょっと短すぎるような・・・。先生に「20分だよね」と聞くと、返ってきたのは、「27分になったらだよ。」との言葉。まだまだ待つようです。
6時間目の中頃に戻ってくると、




たくさんのおいしい笑顔に出会いました。ゆで卵は、タルタルソースに変化。つくし学級中学年さんは、みんな好き嫌いなく、野菜をおいしくいただきました。
校長日記12月15日
第二回長縄集会
今日の中休みは、2回目の長縄記録会がありました。前回の記録に満足せず、各クラスで取り組んできたこの1週間。休み明けというハンデはありましたが、どのクラスも真剣に、そして声を掛け合って挑戦しました。















このサンタは誰だクイズ!!
今日の集会は、サンタに扮した先生たちを当てるクイズ集会でした。タブレットに慣れた高学年ならではの企画でしたが、とても盛り上がりましたので、ぜひ皆さんも当ててみてください。




第1問

第2問

第3問

第4問

第5問

第6問

第7問

答え
(1)A (2)忘れてしまいました
(3)A (4)A (5)1-1の先生
(6)A (7)図工の先生
校長日記12月11日
お餅をお腹いっぱい食べました!!
今日の5、6時間目は、子どもたちが楽しみにしていた「お餅つき大会」でした。
青梅総合高校の田んぼで収穫されたもち米と、PTAの皆さんにご準備いただいたもち米を合わせて、なんと20kg以上。大人が思わず「食べきれるのかな?」と心配するほどの量でしたが、5年生の頼もしい食欲がその不安を吹き飛ばしてくれました。
お話を伺った保護者の方からは、「余ると思っていたのに、気づけば“早くつかないと足りない!”というほど、みんなよく食べていました」と驚きの声が。さらには「この子、30個も食べたんだよ」という子供たちからの声も聞こえ、周囲が思わず笑顔になるほどでした。
もちろん、食べるだけではありません。
重たい杵をしっかりと握りしめ、「よいしょ!」と力いっぱい振り下ろす姿には、日本の伝統文化に触れる喜びと、自分が食べるものを作り上げる経験の大切さがあふれていました。蒸気が立つ臼の周りには、子どもたちの笑顔が並び、温かな時間が広がっていました。
そして、この行事が再び実現した背景には、現PTA会長の「子どもたちに、この体験を復活させたい」という強い思いと、学校運営協議会の皆さんによるしっかりとしたバックアップがあります。昨年度より復活したこの「餅つき大会」が、今年も多くの保護者の皆さんのご協力のもと、さらに充実した形で行われたことを、私たち教職員も嬉しく感じています。
子どもたちの笑顔の背後には、支えてくださった大人の皆さんの温かい思いが確かにありました。
ご協力くださったすべての皆さんに、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。












校長日記 12月10日
「今日はタブレット日和?」と思うほど、足を踏み入れる教室でタブレットを使っている率が高かい日となりました。ということで、紹介したいと思います。
歴史上の人物を調べよう!!
6年1組の教室にお邪魔すると、黒板には5人の顔。歌川広重、本居宣長、近松門左衛門、伊能忠敬、杉田玄白、鎖国していた日本の学問や芸術を代表する人物です。子供たちは、教科書や資料集、インターネットを駆使してこの時代に活躍した人々に焦点を当てて調べ、まとめていました。さすが6年生の子供たちです。教科書の2次元バーコードも利用しながら、いろいろな観点から調べていました。中でも驚いたのは、浮世絵の版画がどうやってできたのかを調べた子のまとめで、版が徐々に足されていく様子がよく分かりました。また、ある子はソフトキーボードをまるで普通のキーボードのように使い、文字を打っていました。私は、押した感覚のないソフトキーボードでは打てないので、その技術に思わず、「すごいね!」と、感嘆してしまいました。






4年2組を覗いてみると
4年2組の子供たちのタブレット画面をようく見ると、「青梅大祭新聞」の文字が見えてきました。4年生は、総合的な学習の時間で取り組んできた「青梅大祭」について、タブレットを使って新聞にまとめていたのです。子供たちに、「普通に手書きで新聞を書くのと、タブレットを使って書くのはどちらが良い?」と、聞いてみました。すると、最初の一人目は、「やっぱり手書きが良いです。」と答えてくれました。「おっ、これはきっとタブレットよりも慣れた手書きの方が書きやすいのかな?」と思いました。次の子は少し悩んだ後、「タブレットの方がきれいに作れるから、タブレットの方が良いです。」の回答。その後は・・・、なんと、全員から「タブレットの方が良いです!!」との答えが返ってきました。4年生になると、スラスラ打てる子が増えていたので、こんな結果になったのかな。




校長日記 12月9日
第1ラウンド実施
昨日お伝えした「長縄集会(長縄記録会)」の第1回目が、今日の中休みに行われました。
例年以上にハイペースで跳び続ける高学年グループ。古豪復活をめざし、息を合わせて挑む「つくし高学年」。そして、その背中を追うように勢いを増す4年生。そんな上級生の真剣な姿が風のように伝わって、1~3年生の子供たちも、これまで積み重ねてきた自信を胸に、目を輝かせながら自己ベストに挑んでいました。
結果は、見事に記録を更新したクラスもあれば、本番の緊張から思うように力を出し切れなかったクラスもあり、どの教室にもさまざまな思いが入り混じっていました。
3時間目に各クラスを回ってみると、あるクラスから「それでも、やっぱり長縄には良いところがあるんだよ」という、前を向いた温かい声が聞こえてきました。きっと、今日の挑戦を振り返りながら、みんなで語り合った直後だったのでしょう。
また、別のクラスの担任の先生からは「悔しさがあふれて、言い合いになり、泣いてしまった子が何人もいました」というお話も聞きました。悔しいと思えるのは、それだけ本気で向き合った証。努力した子のみに与えられる、尊い感情です。そして、その悔しさこそが、次への力に変わっていきます。
その先生には「素敵な子供たちですね」とお伝えしました。本気で向き合える関係をつくっている、あたたかなクラスだと感じました。
まだ第2回目があります。
今日の思いを胸に、次はどんな表情で挑むのか、クラス全体でどのように気持ちを整え盛り上げていくのか、子供たちの成長が今からとても楽しみです。

副校長先生の明るく通る声が、冬の校庭いっぱいに響いていました。




どのクラスも真剣そのもの。縄の音に合わせて集中して跳ぶ姿が、とても頼もしかったです。


低学年の子供たちも、回を重ねるごとに上手に跳べるようになってきています。
山梨県はどこ?
4年2組の教室に入ると、タブレットを手に、日本地図の学習に夢中になっている子供たちの姿がありました。
「山梨県はどこ?」の問いに、子供たちは画面から「地方」を選び、さらに都道府県をタップ。正解すると画面がふわっと切り替わり、次の問題が現れます。何回か進めると、自分の正解率が表示され、覚えたことがそのまま数字となって返ってきます。
見て回った範囲では、80%や90%の子がほとんどで、子供たちの「分かってきたよ!」という自信が画面越しにも伝わってきました。
学びがこうして形になるのは、見ている側にも嬉しいものですね。




校長日記 12月8日
先週の木・金曜日、つくし学級さんの宿泊学習に同行してきました。出発の朝、少し緊張した表情で集合してきた子供たちでしたが、同時に「楽しみだな」という期待感もにじんでおり、これから始まる二日間が、きっと特別な時間になることを予感させていました。
つくし学級さんと言えば、以前にも書きましたが、「たて割りの関係」が本当に素晴らしい子供たちです。今回も1年生から6年生まで全学年が参加し、その温かい関係性が随所に輝いていました。
1日目の八景島シーパラダイスでは班行動。班ごとに相談しながら水族館を回ったり、ショーの時間に合わせて動いたりと、どの班も上の学年の子が自然にリーダーシップを発揮していました。特に、低学年の子が立ち止まって興味深そうに水槽をのぞき込んでいると、「もう少し見ていていいよ」「ゆっくりで大丈夫だよ」と声を掛ける6年生の優しい姿が何度も見られ、胸が温かくなりました。




2日目のキッザニアではペア行動。今度は少人数の分、より深く寄り添う姿が見られました。「次はどんな仕事に挑戦する?」「さっきの楽しかったね」と、一人一人の気持ちに寄り添いながら相談する対話は、まるで本当の兄弟姉妹のようでした。その姿に、つくし学級ならではの「たて割りの力」が、しっかりと根付き、育っていることを実感しました。






四小全体でも大切にしている「たて割りの関係」。つくし学級は、そのお手本となる姿を今回も見事に示してくれました。互いを思いやり、認め合い、支え合う。その何気ない行動一つひとつが、子供たちの成長の証であり、これからの学校生活にも確かにつながっていくのだと思います。
また、二日間ご家庭を離れることに、不安を抱えた子もいたかもしれません。しかし、どの子も自分のペースで楽しさを見つけ、初めての体験にも積極的に挑戦しようとする姿がありました。帰りのバスでは、ほっとした表情の中にも「できた」「楽しかった」という満足感がしっかりと感じられ、この二日間が子供たちを一回り、いや、二回りも成長させてくれたのだと感じました。
ご家庭の皆さんには、ぜひお子さんからいろいろな話を聞いてみてください。きっと、普段の学校生活では見られない表情や言葉が返ってきて、成長の大きさを実感していただけると思います。
ユニセフ集会
2024年1月1日に発生した能登半島地震への関心が高く、昨年度の募金活動について代表委員会で話し合った際には、「能登半島へ募金活動を行いたい!」という声が多く上がり、実施することになりました。そして最後には、青梅市長の大勢待(おおせまち)市長に募金を受け取っていただくところまで、子供たちの力でやり遂げることができました。
今年は、「ユニセフ」へ募金をしようということになり、今日の集会を開きました。今日の集会では、「ユニセフ」とはどんな団体なのか、そして集めた募金がどのように使われるのかについて、代表委員の子供たちがプレゼンテーションやクイズを通してわかりやすく教えてくれました。











ユニセフ募金は、今週末の11日木曜日、12日金曜日の朝実施します。ご協力お願い致します。
長縄集会に向けて
今日の中休みは、四小名物とも言える「長縄集会」に向けた練習タイムでした。四小では、何年にもわたり「長縄集会」を大切に続けています。これは単なる運動の時間ではありません。クラス全員が心を一つにし、息を合わせ、「できた!」「もう一回!」と声を掛け合う。その積み重ねこそが、四小の文化をつくっています。
長縄には、「クラスの団結力を高める」「努力すれば必ず前に進めるという成功体験を得る」「体力をつける」など、数え切れないほどの価値があります。縄を回す音、みんなの踏み切る足音、仲間を励ます声。そのすべてが、子供たちの成長を確かに後押ししているのです。








校長日記 12月3日
重さの違いは早さの違い?
理科室を覗きに行くと、5年1組が実験の最中でした。


写真を見て、皆さんは何の実験かお分かりになりますか?
実はこれは、理科で行った“振り子”の実験のひと場面です。
20度の角度から手を離した振り子が、10往復するのに何秒かかるのか。
そして、おもりの重さを変えたら速さは変わるのか、それとも変わらないのか。
子供たちは、振り子の回数を数えながら真剣に観察していました。今回使ったおもりは、プラスチック、木、鉄の3種類。
同じ動きをしているようでも、重さで結果が変わるのかどうか——。
「鉄球になったら、速さはどうなると思う?」
近くにいた男の子に声をかけると、少し考え込んでから、
「遅くなると思う」
と、はっきりとした口調で答えてくれました。
さて、実際はどうだったのでしょうか。子供たちは予想と結果を比べながら、大いに盛り上がっていました。
ぜひ、ご家庭でも「振り子の実験、どうだった?」と聞いてみてください。
きっと、学びの成果とともに、子供たちの生き生きとした話が返ってくると思います。


こんなお店があったよ
2年生は、生活科室で「町たんけん発表会」の2回目を行いました。
この日、子供たちは、自分たちで調べてきた内容を大きな模造紙にまとめ、その説明に合わせて、お店の方にインタビューしたときの様子を“劇”として再現してくれました。
たどたどしいながらも、やり取りの仕方を思い出しながら演じる姿に、思わず笑顔になってしまいました。
年中無休で頑張っているお店、親子何代にもわたって続いている歴史あるお店など、子供たちが見つけてきた発見は、どれも地域の温かさが伝わるものばかり。大人でも「へぇ、そうだったんだ」と驚くようなこともありました。
この町たんけんを通して、子供たちは、自分たちの住む地域のことを、きっと以前よりも深く、そして誇らしく感じられるようになったのではないでしょうか。




ふわふわの世界に
1年1組をのぞいてみると、子供たちはちょうど“ふわふわの世界”の住人づくりの真っ最中でした。
ある子は、勇ましく鎌を持った人間を。
別の子は、桜と紅葉を両手に持った先生を。
また別の子は、にこにこした自分の家族を。
それぞれが思い描いたキャラクターが、次々と「ふわふわの世界」に誕生していました。教室の中には、小さな物語がふくらんでいくような、やわらかな空気が広がっていました。
子供たちは、自分のつくった住人にどんな冒険をさせるのでしょうか。
想像の世界を自由に泳ぐ1年生の姿に、思わずこちらまで心がふわっと軽くなるひとときでした。








いろいろなじどうしゃ
1年2組をのぞいてみると、「いろいろなふね」の学習のまとめとして、今度は「いろいろなじどうしゃ」の紹介文づくりに取り組んでいるところでした。
子供たちの机には、パトカー、救急車、消防車、タクシー、おなじみの働く車の絵や説明文がありました。
学んだ「文章の展開」を思い出しながら、資料を基に、「自分の言葉」で一生懸命書き表そうとする姿がとても印象的でした。
「まずはその車のやくめを説明して」「つぎに、つくりは」と、ひとつひとつ確かめながら書き進める様子は、まるで小さな記者のよう。
1年生とは思えないほど、しっかりと構成を意識した紹介文が並び、子供たちの成長に思わずうれしくなりました。






いかがでしたでしょうか
今日の5時間目は、6年生保護者の皆さんをお招きしての音楽発表会でした。
これまでは保護者会に合わせて実施していましたが、今年から2学期にも個人面談を行うため、同時開催ができなくなりました。そこで、新たにこの時間を設定し開催することといたしました。保護者会も授業参観もない時期であることから、「果たして多くの方にご来校いただけるだろうか」という不安もありましたが、予想以上に大勢の皆さんにお越しいただき、大変うれしく思っております。


司会は、海外から帰国したばかりの○○君。帰国の時期が音楽会直前だったため、合唱や合奏には参加していませんが、独特の言い回しで会場をしっかりと盛り上げてくれました。

たくさんの保護者の前での合唱は、音楽会本番よりも声が出ていたように感じました。ステキなハーモニーをお届けできたでしょうか。
合奏は、フルバージョンでお送りしました。
※音楽会では、全部合わせて7分という持ち時間だったため、合奏はショートバージョンに変更。それでも本番には完璧に仕上げた子供たちに感服していました。しかし、今回は持ち時間の制限はなし。練習の成果をすべて出し切ることができました。
手拍子で盛り上げてくださりありがとうございました。


急遽行ったアンコールでは、アコーディオンの子供たちが立って演奏したり、見やすいように指揮者が端へ移動したり、すべて即興で行ってみたそうです。それでも子供たちの演奏がぶれなかったのは、さすがでした。


○○君の突然の振りにもかかわらず、感想をお話しくださった保護者の皆さん、ありがとうございました。
音楽専科の大野木先生は、今日まで子供たち一人一人に寄り添いながら、この合唱・合奏を全力で作り上げました。
校長日記 12月2日
この文はどんな役割があるのかな?

1年1組の教室を覗いてみると、国語の説明文「いろいろなふね」の最後のページを読んでいるところでした。
「ここは”やくめ”、ここは”つくり”、ここは”はたらき”だね。じゃあ、最後の2行は何だろう?」これまでの船のページにはなかった最後の2行について、子供たちに問いかけていました。
すると、子供たちから一斉に手が上がりました。
「”やくめ”だと思います。」
「”つくり”だと思います。」
「”とい”だと思います。」
「”まとめ”だと思います」
「”こたえ”だと思います。」
「”かいせつ”だと思います。」
子供たちからは、こんな意見が出てきました。どの子もこれまでの学習から考えた答えです。
「この中に、答えがあります。どれが良いと思うか、周りの友達と話してみましょう。」




周りの友達と話し合った後、みんなの意見を聞いてみると、「まとめ」がそうだという子が多くいました。
そして、「答えは・・・、”まとめ”です。」の発表!!

盛り上がっていました。
ここまでの学習のまとめとしての時間、子供たちみんなで楽しみながら学んでいるのがよく伝わってきました。
「せきとめる」ってどういうこと?

2年2組を覗いてみると、こちらでも国語の時間でした。2年生は、「ビーバーの大工事」。今日はビーバーのダムづくりについての話し合いでした。
「川の水をながすりっぱなダム」
「ビーバーのダムの中には、高さ二センチメートル」
「長さ四十五メートルもある大きなもの」
この3つの文のダウトを探すというのが、文を読む手掛かりです。もう何度も読んできている子供の手がパッと上がりました。
「川の水を”ながす”ではなく、”せきとめる”です。」
渡邉先生からさらに、「”せきとめる”ってどういうことでしょうか?」という問題が出されました。すると、川の水を止めるということについて、自分の言葉で説明してくれました。
「流れないようにするということ」
「水の様な液体をずっとできるわけではないけど、止めるということ・・・・」


「高さ二センチメートルではなく、二メートルです。」
ここでは、私を使った問題が出されました。
「高さ2メートルということは、校長先生より高いでしょうか、低いでしょうか。」
すると、半々くらいになりました。教室の入り口を使って、「2メートルはこのくらいだよ。」と示すと、「えーっ、そんなに高いの?」と言う反応が返ってきました。




オカピの赤ちゃんはね
つくし学級の低・中学年の子供たちがテレビの前に座っていました。
テレビに映っているのは「オカピの赤ちゃん」。

一見すると、動画を観ているようでした。しかし、よく聞いていくと、どうも動画の声のようにスラスラと説明が続いているわけではないということに気付きました。そこで、近くに座っていた担任の先生に尋ねてみると、
「ズーラシアの職員の方とオンラインでつながっていて、子供たちと話をしながら説明をしてくれているのです。」
ということを教えてくれました。

オカピの赤ちゃんとライオンの赤ちゃんとの違いについての説明では、
「ライオンの赤ちゃんは何キログラムくらいだった?」と、画面の向こうから問いかけられると、
「1kg!!」と、しっかり答えられました。オカピの赤ちゃんでも、「15kg!!」の声が聞こえ、職員の方も嬉しそうに続けていらっしゃいました。

この映像では、ただの「バク」ではなく、「マレーバク」との回答に職員の方もびっくり!!

「何の赤ちゃんでしょうか?」
ラッコ!! クマ!! アライグマ!!

答えはたぬきでした。

「何の赤ちゃんでしょうか?」
この問題では、すぐに答えが出てきました。
「カンガルー!!」
最後は質問タイム。
〇ウサギは赤ちゃんの時はどんな様子ですか?
↠ウサギをもっと小さくして、毛を少なめに。毛の色はそのままです。
〇キリンの赤ちゃんはどのくらいの大きさですか?
↠170~180cmです。
これには、先生たちと同じくらいあるんだねと、大人も子供もびっくり。
〇クマさんの赤ちゃんは?
↠ホッキョクグマの生まれた頃の写真を見せてくださり、まずその小ささに驚きました。そしてその後、1歳では大人と同じくらい大きくなっていることにさらに驚きました。
「ズーラシア」の方々が、子供たちのためにこんな取り組みをしていることに驚くとともに、とても有意義な時間を過ごさせていただいたことに感謝です。
校長日記 12月1日
先週金曜日、青梅市研究指定校としての発表会を実施しました。
青梅市教育委員会の方々、市内外の先生方、地域の方々に参観いただき、子供たちの学習する姿を見ていただきました。
教室の後ろは先生たちで埋め尽くされ、沢山の方々の視線が集まる中での学習は、子供たちにとっていつもと違った緊張感だったと思います。
参観に来られた先生たちからは、「四小の子供たちはよく話し合っているね。」「あいさつを元気にしてくれましたよ。」「ここまで子供たちが育っているのはすごいですね。」など、沢山の誉め言葉をいただきました。
きっと、金曜日に帰宅してきた子供たちの顔は、「やり切った!!」「楽しかった!!」という気持ちがあふれていたのではないかと思います。
全日の音楽会でも、6年生は大活躍でした。子供たちの手拍子に会場中が引っ張られ、まるでコンサートホールのような演奏となりました。舞台から降りてきた子供たちも、満足そうな笑顔を見せてくれました。
さあ、2学期最後の月、師走です。学習はまとめの時期になります。また、今年度から2学期にも「個人面談」を行い、保護者の生の声を聞かせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。
エド先生と、英語で遊ぼう!!
今日は、1年生がエド先生との英語活動の時間がありました。「レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルー・・・・」など、色の言い方を学んでから、椅子取りゲームをしました。みんなで楽しんで学びました。

弱いロボットだからできること
5時間目の5年1組の授業は、国語でした。ここまで取り組んできたまとめとして、
「『ロボットと過ごす未来のためには何が大切か』について、考えたことを文章で表そう」
というめあてで、学習をしました。

これまで読んだことをもとに考え、自分の心と向き合って書く姿は、真剣そのものでした。




四小の国語では、「アウトプット=人に伝える」ということを大切にしています。自分の考えたことを、隣の友達へ、そしてたくさんの友達に伝えていました。






名人、クイーンを目指して
隣を覗いてみると、5年2組では「百人一首」の定期戦が行われていました。
もうおなじみの光景ですが、さすがです。ほとんどの場所で上の句の前半で「バン」という音や「取った」という声が聞こえてきました。四小の子供の中から「名人」や「クイーン」が出てくる日があるかもしれません。






