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令和5年度青梅市・第九消防方面合同土砂災害水防訓練を実施しました
青梅市・第九消防方面合同土砂災害水防訓練を実施しました
令和5年度、明星大学青梅校において土砂災害水防訓練を実施しました。
今年度は、東京消防庁第九消防方面との合同による開催で、第九消防方面本部や管轄内の各消防署の他、各防災機関、自主防災組織の方々等が参加しました。
訓練の実施概要
実施日
令和5年6月25日(日曜日)
会場
明星大学青梅校
参加人数
約340人(訓練参加機関含む)
参加団体
青梅市、東京消防庁第九消防方面本部、青梅市消防団、警視庁警備部警備第二課、青梅警察署、陸上自衛隊(第1施設大隊)、東京都西多摩建設事務所、青梅建設業協会、自主防災組織
訓練の主な内容
訓練想定
25日の未明から台風の接近に伴い関東地方に強い雨が断続的に降り続く。
同日午前8時、東京地方に大雨洪水警報が発表。
この大雨により青梅市内の河川は刻々と増水。その後、市内各所で河川の溢水(いっすい)等による、建物への浸水危険が高まった。
また、土砂災害が発生し、家屋に土砂が流れ込み要救助者がいるとの情報が入り、消防隊と消防団隊は関係機関と連携し救助活動を開始した。
主な訓練内容
簡易水防工法訓練
自主防災組織(防災士)の方々による、ポリタンクやプランター等、家庭にあるものを活用した水防工法の実施訓練
(ポリタンクを使った簡易水防工法を実施する防災士の皆さん)
(プランターと水のうを使った簡易水防工法を実施する防災士の皆さん)
積土のう工法訓練・改良積土のう工法訓練
消防署と消防団が連携した土のうの作成から積み上げまでを行う実施訓練
(積土のう工法を実施する消防隊と消防団隊)
(改良積土のう工法を実施する消防隊と消防団隊)
連結水のう工法訓練
消防署隊による連結水のうを活用した訓練
(連結水のうに水を充水する消防隊)
道路啓開訓練
道路啓開(けいかい)とは、土砂や瓦礫で通行できなくなった道路を緊急車両等が通行できるように早急に必要最低限の瓦礫等を撤去し、応急的なルートを開くことを言います。
この訓練では、土砂崩れにより道路が寸断されたとの想定で、玉石を土石に丸太を倒木に見立てて、青梅建設業協会や西多摩建設事務所と連携して土石等を撤去する訓練を実施。
(土石を撤去する青梅建設業協会の皆さん)
(倒木を撤去する市職員と青梅建設業協会の皆さん)
土砂災害救助訓練
土砂崩れにより倒壊した家屋の中に要救助者がいるとの想定で、警備犬による捜索や署と自衛隊の連携による要救助者を救出する訓練を実施。
(要救助者を捜索しに行く警備犬)
(強力吸引車で土砂を除去する隊員)
(要救助者を救出する消防隊と自衛隊員)
(クレーンを使用して要救助者を救出する消防隊)
ドローン偵察・ホイスト救助訓練
逃げ遅れや要救助者が他にいないかドローンによる偵察と孤立地区に取り残された要救助者をヘリコプターのホイストを用いて救助する訓練
(偵察中のドローン)
(ホイスト救助中のヘリ)
訓練で活躍した主な消防車両
(トイレカー)
(奥:全地形活動車、手前:強力吸引車)
(消防活動二輪車)
(救助車(3型))
さいごに
会場の気温計で36度を記録した中、何事もなく無事終了しました。
訓練に御協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
(訓練参加者の皆さん)