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ハチトラップ
ハチトラップとは、女王バチを捕まえて巣作りを事前に食い止めるためのものです。
女王バチは、おおよそ春から夏にかけて、越冬から目覚めた女王バチが巣作りのために庭木等に飛来することがあります。巣作りを始めるのは女王バチであるため、ハチトラップを仕掛け、捕まえることにより、周辺に巣を作らせない効果が期待できます。

材料
誘引液(2Lペットボトルの場合)
- 酒 300ミリリットル
- 酢 100ミリリットル
- 砂糖 100グラム
- ブドウの皮(なくても可)
トラップ容器
- 空のペットボトル(1.5~2Lの凹凸のないもの)
- ひも(タコ糸や針金でも可)
ペットボトルは、コーラやオレンジジュース等の甘い飲み物が入っていたものを使うと、ハチをより誘い込みやすくなる可能性があります。
作業に必要な道具
- カッターナイフ
- 油性マジック
作り方
- ペットボトル上部に2~4か所のH型のしるしを描く(縦横2cm程度)
- しるしに沿ってカッターナイフで切り込む
- 切り込みの上部は外側に、下部は内側に折り曲げる
- ひも等をペットボトル上部につける
- 誘引液の材料を混ぜて容器に入れる(底から7cm程度)
- キャップを閉める
詳しい作り方はこちらから確認できます。
設置場所
- 直射日光の当たらない木陰等で高さ2mくらいの場所
- 子どもの手が届かず、あまり人が近づかない場所
- 自己で所有または管理している場所
注意点
- ハチトラップは、ハチが巣作りを始める前(4~5月)に設置しましょう。巣が作られ始める6月~7月になると働きバチの数が急激に増え、大量のハチをおびき寄せることになるため危険です。
- ハチは朝から日中にかけて活動するので、設置は日没から明け方の間に行いましょう。
- 女王バチも毒針を持っているため、周囲にハチがいないか注意してください。
- やむ終えず人が近くを通る場所に設置する場合は、張り紙等で注意喚起をしましょう。
- 誘因効果が2週間程度のため、必要に応じて、液の入れ替えやハチトラップの取り換えを行いましょう。
処分方法
- ポリ袋の中に新聞紙を敷き詰める
- ペットボトル上部を切断し、中のスズメバチ等を出しやすくする
- トラップの中身を袋に出す
- 袋をしっかり縛り、燃えるゴミとして処分する
注意点
- そのまま処分するのではなく、ハチトラップの容器と中身を分別しましょう。
- ハチが生きている場合は、危険なので取り出さないでください。
- 死んでいるハチでも毒針が出ている場合があるため、厚手の手袋等を着用して処分しましょう。
関連情報
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