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更生保護を支える方々の紹介
更生保護とは
更生保護とは、犯罪をした人や非行のある少年を社会の中で適切に処遇することにより、その再犯を防ぎ、非行をなくし、これらの人たちが自立し改善更生することを助けることで、社会を保護し、個人と公共の福祉を増進しようとする活動です。
このような活動は、国の機関だけでは十分な効果を上げることが難しく、保護司をはじめとした、更生保護のボランティアの協力を得て行われています。
保護司
保護司は、犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支える民間のボランティアです。
保護司法に基づき、法務大臣から委嘱された非常勤の国家公務員とされていますが、給与は支給されません。 保護司は、民間人としての柔軟性と地域の実情に通じているという特性をいかし、保護観察官と協働して保護観察に当たるほか、犯罪や非行をした人が刑事施設や少年院から社会復帰を果たしたとき、スムーズに社会生活を営めるよう、釈放後の住居や就業先などの帰住環境の調整や相談を行うほか、犯罪予防活動などにも取り組んでいます。
保護司は、全国に約4万7,000人、青梅市には令和6年7月1日時点で38人います。
令和6年5月25日時点青梅市の保護司一覧 [PDFファイル/38KB]
BBS会
BBS(Big Brothers and Sisters Movementの略)は、様々な問題を抱える少年たちと、兄や姉のような身近な存在として接しながら、少年たちが自分自身で問題を解決したり、健全に成長していくのを支援するとともに、犯罪や非行のない地域社会の実現を目指す青年ボランティア団体で、全国で約4,400人の会員が参加しています。近年では児童福祉施設にあける学習支援活動や児童館における子どもとのふれあい行事なども実施しています。
協力雇用主
協力雇用主は犯罪や非行をした人の自立や社会復帰に協力することを目的として、犯罪をした人などを雇用しようとする事業主です。
全国に約25,000の協力雇用主がいます。
更生保護における就労支援についてはこちら<外部リンク>をご覧ください。
更生保護女性会
更生保護女性会は、地域社会の犯罪・非行の未然防止のための啓発活動を行うとともに、青少年の健全な育成を助け、犯罪をした人や非行のある少年の改善更生に協力することを目的とするボランティア団体です。全国で約13万人おり、地域の公民館、学校等に地域住民の参集を求めて、その地域の実情に即した非行問題等を話し合うミニ集会のほか、親子ふれあい行事や子育て支援の活動などに取り組んでいます。
その他の更生保護を支える団体、機関につきましては法務省のホームページ<外部リンク>を覧ください。
更生保護のマスコットキャラクター
更生ペンギンのホゴちゃん、サラちゃんをはじめ、更生保護のマスコットキャラクターは法務省保護局のSNSやパンフレットなどに登場します。ここではそれぞれのキャラクターと役割をご紹介します。
更生ペンギンのホゴちゃんとサラちゃん
立ち直ろうとしている人をいつも温かく見守り、犯罪や非行のない幸せな社会を願う心優しいペンギンです。チャームポイントは胸の「生きるマーク」。更生保護のマスコットキャラクターとして、法務省保護局のSNSやパンフレットなどの資料に登場したり、各地の“社会を明るくする運動”の行事にも参加するなど、様々な場面で活躍しています。
更生ペンギンのホゴちゃん(左)と更生ペンギンのサラちゃん(右)
保護司のクジラ先生
保護司は、犯罪や非行をして「保護観察」を受けることになった人の生活を見守り、様々な相談に乗ったり、指導をしたりしています。
ホゴちゃんに「黄色いリボン」をプレゼントしたのは、保護司のクジラ先生です。
BBS会員のイルカ兄さん、姉さん
様々な問題を抱える少年たち兄や姉のような身近な立場で接することで、少年たちの成長を助ける青年ボランティアです。
BBS会員のイルカ兄さん(左)とイルカ姉さん(右)
協力雇用主のアシカ親方
犯罪・非行歴のために仕事に就くことが難しい人たちを、その事情を理解した上で雇用し、立ち直りを支援する事業主です。
ホゴちゃんに「生きるマーク」のバッジをプレゼントしたのは、協力雇用主のアシカ親方です。
更生保護女性会員のオコジョさん
女性の立場から、地域における犯罪予防の活動や子どもたちの健全育成のための支援活動などを行うボランティアです。
サラちゃんに「黄色いリボンの髪飾り」をプレゼントしたのは、更生保護女性会員のオコジョさんです。
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