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青梅市地域包括支援センターすえひろの職員にインタビュー!
高齢者の総合相談窓口である「青梅市地域包括支援センター」をご存知ですか?
市内には、本所が3箇所、支所が2箇所の計5箇所ありますが、実際に利用したことがない方は、何をしているところなのかイメージが湧かないと思います。年代問わず、多くの皆さんに、地域包括支援センターの仕事のことを知っていただくため「青梅市地域包括支援センターすえひろ」で働く社会福祉士の方にお話を聞いてみました。
相談者の悩み事に寄り添い、本当に必要な支援はなにかを考える
現在の仕事を選んだ理由は?
もともと別の企業で営業職として働いていましたが、大学在学中に社会福祉士の資格を取得していました。いつの頃からか、社会福祉士の仕事にも就いてみたいと感じるようになり、青梅市の地域包括支援センターの職員として働けば、社会福祉士の資格を活かすことができるのではないかと考えました。私の母が介護の仕事をしていたこともあり、高校生の時に「福祉」という分野に興味を持ち、福祉学科がある大学に進学しました。進路選択に当たっては、利用者の方からお礼を言われ「うれしい」という話を母から聞いていたことも影響していると思います。
現在の仕事のやりがいを教えてください。
青梅市地域包括支援センターでは、毎日、高齢者からの相談を受けています。似たようなケースはあっても内容がまったく同じものはありません。支援が必要な相談者の方が、本当に必要なサービスを利用できるようにするためには、たくさんの知識が必要となり、難しいと感じることもありますが、その分、うまく支援につながると面白さも感じます。私が「福祉」の道に進んだきっかけにもつながるのですが、相談者の方に「ありがとう」と言っていただけるとやっていてよかったと感じます。
仕事をする上で大切にしていることはなんですか?
相談者にとって本当に必要な支援を考える
高齢者の相談に対応する際は、本人や御家族の意向をきちんと聞き、その方にとって本当に必要な支援はなにかを考えるようにしています。実際に本人の声を聞くので、「あれも、これも」となってしまいがちで、その方にとって本当に必要なサービスが分からなくなることもあります。そういったときは、一歩引いて、客観的にみることも大切だと考えています。
情報を共有し、チームで相談者の悩み事に寄り添う
高齢者の方の「総合相談」は、地域包括支援センターの重要な仕事ですが、似たようなケースはあっても、内容がまったく同じものはなく、解決のためには、たくさんの知識が必要となります。そのため、難しいケースについては、一人で抱え込まずに、必要に応じて相談することが大切だと感じています。私の職場は、事業所全体で、チームとして動くため、相談内容によっては、ミーティング等で情報を共有しながら、対応を進めていきます。社会福祉士だけではなく、保健師、主任ケアマネジャー(主任介護支援専門員)など、異なる専門的な知識を持った方が働いているため、職場内で相談をすることで、複数の専門的な視点から、相談者の悩み事に寄り添うことが出来ます。
取材協力
青梅市地域包括支援センターすえひろ<外部リンク>
(運営:医療法人財団岩尾会)