校長 神野 孝彦  

令和2年から続いていたコロナ禍も、ようやく終息に向かい始め、これから社会生活における行動制限の緩和だけでなく、教育活動の制限も少しずつ緩和されていく見通しです。一方で、グローバル化や情報化が進み、先を見通すことがますます難しくなってきている状況の中、教育現場では、いじめ、SNS上によるトラブル、情緒不安定な生徒や不登校生徒への支援などの生徒指導上の諸課題が山積しています。また、生徒一人一人のタブレット端末の活用やICT機器の活用、学校における働き方改革の推進、部活動の地域移行など、学校が抱える課題は複雑化・困難化しています。

今後、次世代に対応する霞台中学校の教育が目指す姿としては、「社会の変化に受け身で対応するのではなく、主体的に向き合い、その過程を通して、一人一人が自らの可能性を最大限に発揮し、よりよい社会や豊かな人生を自ら創り出そうとする生徒を育成していく」ことが重要と考えます。引き続き、特別活動を視点とした「情操教育の充実」を柱に、教育スローガン「花いっぱい 笑顔いっぱい霞台」のもと、生徒を主体とした教育活動に取り組んでまいります。本校の教育活動へのご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。