本文
令和7年青梅市議会定例会令和8年2月定例議会が、令和8年2月24日から開かれました。この議会には、令和8年度の一般会計予算などの議案が上程されています。大勢待市長は、市議会の初日に令和8年度の施政方針を発表しましたので、ここに全文を掲載します。(本文は口述筆記ではありませんので、表現その他に若干の変更があることがあります。)
令和7年青梅市議会定例会 令和8年2月定例議会の開会に当たりまして、
新年度の市政運営に対します施政方針を申し上げ、議員各位をはじめ、広く市民の皆様の御理解を賜りたいと存じます。
さて、昨年を振り返ってみますと、世界的には、
中東において、イスラエルによるイランへの大規模攻撃がされた12日間戦争、パレスチナ自治区 ガザを巡る イスラエルとイスラム主義組織 ハマスとの戦闘、また、ロシアによるウクライナ侵攻は、開始から4年が経過してしまいました。
こどもたちを含む多くの尊い命が奪われる痛ましい戦争は、今もなお止むことなく続いております。
こうした戦争が一日も早く終結し、世界中が 平和な日々を迎えられることを強く願っております。
一方、嬉しいニュースとして、スポーツ界では、日本人選手の顕著な活躍も多く見られました。
なかでも、野球界でのメジャーリーグ、ドジャース 大谷翔平選手の二刀流復活による
3年連続、通算4回目となるMVP受賞の偉業達成をはじめ、山本由伸投手のワールドシリーズでの連投を含む3勝と、MVP獲得は、私達に多くの夢と感動を与えてくれました。
また、本市においては、7月に開催された、国際自転車ロードレース「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025」のフィニッシュ地点として、青梅駅前が設定され、国内外のトップ選手のスピード、迫力、勝負の駆け引きなど、正に、自転車ロードレースの魅力を間近で観戦することが出来ました。
10月には、本市とあきる野市を拠点とする、都内では初の国内独立リーグのプロ野球チーム「東京レジデンシャル」が設立され、2027年シーズンからの正式加盟を目指して活動を開始することとなりました。
このチームの理念である「東京から世界へ、野球の力で未来を拓く」、行動方針・ミッションの「夢を追うすべての選手に成長と飛躍のチャンスを提供し、地域とともに野球の魅力を広げる」の言葉に、私は深い感銘を受けました。
私自身も、本市の更なる成長と飛躍を信じ、これからも夢を持ち続け、積極果敢に市政運営に挑んでいく決意を改めて強く持ちました。
こうした決意を抱き、編成を行った新年度一般会計当初予算につきましては、令和7年度と比較し、率で6.7パーセント、43億8千万円の増、過去最大となる698億3千万円を計上いたしました。
それでは、新年度に取り組む主な施策について、「第7次青梅市総合長期計画」の各施策の分野に沿って申し述べます。
はじめに、「こども・若者・教育・子育て」についてであります。
私が市長に就任してから、これまで老若男女、多くの方々の声を聴いてまいりました。
この2年の間に 新たに、高校生の御意見を聴く場も設け、「勉強するスペースがない」「教え合いをする場がない」という話もお聴きしました。
こうした声を反映させるため、来月、市役所2階の姉妹都市コーナー等のスペースにおいて、平日の夜および休日等の日中の時間帯に、中高生・若者の居場所をオープンいたします。
新年度には、こどもたち、若者、市民との対話を重ね、「こどもがまんなかのまちづくり」を実現するための「こども基本条例」を制定いたします。
こども・若者が夢や希望を持ち、その実現に向け、地域ぐるみで応援する社会を実現してまいります。
次に、学校教育についてであります。
学校図書館に、新たに蔵書管理システムを導入し、より読書に親しむことができる環境を整えるとともに、読書の時間や調べもの学習などに活用することで、こどもたちの読書活動の強化を図ってまいります。
また、今月から、青梅市図書館で導入した電子書籍サービスの利用カードを児童・生徒へ配布しております。
一人一台端末を活用し、電子書籍に触れることで、児童・生徒の読書への興味・関心の向上に取り組んでまいります。
学校給食においては、地場産野菜の活用を進めるとともに、新たに、市内の銘菓を提供し、こどもたちに、本市のおいしい野菜や銘菓を知ってもらい味わっていただくことで、郷土愛を育んでまいります。
また、中学3年生を対象に修学旅行費用の一部助成を行うことにより、保護者の負担軽減を図ってまいります。
こどもたちの安全面につきましては、昨年5月、多摩地域の公立小学校に部外者が侵入し、教職員に暴行を加えたという大変痛ましい事件がありました。
こうした背景から、こどもたちや教職員の安全・安心を第一に考え、拘束機能付きのさすまたを全小・中学校に配備いたします。
また、児童・生徒が学校活動中における傷病により、大規模な病院へ救急搬送された際、紹介状なしに受診することで発生する選定療養費について補助を開始し、安心して学校生活が送れるよう支援してまいります。
新年度は、いよいよ新学校給食センターが竣工いたします。
新たな給食食器およびトレイ等の購入、食物アレルギーの児童・生徒への対応など、令和9年4月からの稼働に向けた準備を着実に進めてまいります。
なお、市内銘菓の提供、学校給食トレイおよび拘束機能付きのさすまたの購入につきましては、モーターボート競走事業からの繰出金を活用してまいります。
今年度末、「青梅市特別支援教育実施計画 第七次計画」を策定いたします。
この計画にもとづき、児童・生徒一人ひとりのニーズに寄り添った特別支援教育を継続するとともに、更なるインクルーシブ教育を推進してまいります。
障がい児に対して職員を加配する幼稚園への補助を開始し、乳幼児期から学校卒業後まで 継続したサポートに取り組んでまいります。
次に、子育て支援についてであります。
安心してこどもを産み育てることができる環境整備のためには、妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援が必要です。
妊娠期においては、新たにRSウイルスワクチンの定期接種を開始するほか、妊婦のための支援給付事業に現金での受け取りを追加するなど、選択肢を拡大し、利便性を高めてまいります。
また、産後の心身ともに負担の大きい時期をサポートするため、産婦および生後1か月児の健康診査、里帰り出産先での産後ケア事業の利用助成、昨年10月にリニューアルした子育てアプリ「うめっこ」内での産後ケア事業等サービスのデジタルチケット発券などを行ってまいります。
子育て期においては、就労に関係なく生後6か月から2歳児までの乳幼児を保育園・幼稚園に預けることができる「こども誰でも通園制度」を実施いたします。
また、こどもを一時的に日帰りや宿泊で預かるショートステイ事業では、これまで未就学児までの利用としていたところを、里親登録のある家庭に受け入れを担っていただくことで小学生へと対象を拡大してまいります。
こうした一つひとつの取組により、保護者にきめ細かく寄り添う体制を強化するとともに、様々な面から子育て家庭を支援してまいります。
次に、「健康・医療・福祉」について申し述べます。
はじめに、健康づくりについてであります。
健康ポイントアプリ「うめPON」は、登録会員数が4,000人を超え、着実に認知度が高まってきております。
このアプリを活用し、これまで、東京都や、他の自治体、市内の様々な事業者と連携し、ウォークラリーなどのイベントを実施してまいりました。
新年度は、こうした連携に加え、アプリの利用方法を工夫することで、市民の皆様がより楽しみながら健康づくりに取り組める環境を整備してまいります。
こうした一つひとつの取組を重ね、健康寿命日本一のまちへの歩みを、一歩一歩着実に進めてまいります。
また、将来を見据え、若い世代が自身の健康と向き合う「プレコンセプションケア」の取組として、婚姻届を提出された方などを対象に、相談事業や講座を実施することで、御本人と次世代の健康につながる土台を、しっかりと築いてまいります。
特定健康診査につきましては、未受診の方や不定期に受診されている方への働きかけとともに、継続して受診されている方にも丁寧に案内を行うことで、受診の定着と受診率の向上を図り、生活習慣病等の予防を促進してまいります。
がん検診の一部や骨密度検診につきましては、これまでの集団検診に加え、個別医療機関における検診も開始し、受診者の利便性と受診率の更なる向上を図ってまいります。
がん患者に対し、ウィッグなどの購入費用の一部を助成するアピアランスケア事業では、対象となる品目の拡大と補助条件の緩和を行い、経済的・精神的な負担を軽減できるよう支援してまいります。
次に、医療についてであります。
昨年12月、都立青梅看護専門学校の学生と 市立青梅総合医療センターにおいて、意見交換会を行いました。
そこでお聴きし印象的だったことの一つに、「青梅市の地域医療における大きな強みは、西多摩地域で唯一、三次救急対応の救命救急センターを持つ、市立青梅総合医療センターの存在だと思います」 という 御意見がありました。
将来の医療現場を担っていかれる学生のこの言葉に、改めて、市立青梅総合医療センターが果たすべき使命の重さを実感いたしました。
市民の皆様が、必要な時に安心して適切な医療を受けられるよう、引き続き、西多摩地域の医療拠点として高度な医療サービスを提供するとともに、民間病院や診療所と緊密に連携し、地域医療の要としての役割を果たせるよう取り組んでまいります。
また、西多摩地域は、在宅療養分野においても、限られた医療資源を効率的に運用していく必要があります。
こうしたことから西多摩医師会が従来より取り組んでいる夜間や休日の在宅療養体制を確保する「西多摩在宅安心サポート事業」について、新たに西多摩8市町村で、その運営経費の補助を行ってまいります。
次に、福祉についてであります。
誰もが生きがいを持ち、安心して暮らせる地域共生社会の実現を目指して、きめ細やかな福祉サービスを着実に提供してまいります。
まず、介護分野では、人財の確保と介護サービスの質の向上が重要であります。
そのために、介護サービス事業者との協働による介護体験の実施や、介護の仕事の魅力をPRするグッズを作成し、学校訪問の際や市のイベントにおける参加者などへ配布いたします。
こうした取組により、介護の仕事への理解と関心を高め、将来の担い手育成につながるよう、普及啓発をより一層強化してまいります。
また、ICT化へ取り組む介護サービス事業者等へ引き続き支援を行い、介護現場の業務効率化とサービス向上を後押ししてまいります。
認知症対策としましては、認知症サポート検診を拡充し、将来的なリスクを評価することにより、認知症予防に取り組んでまいります。
障がい者福祉につきましては、青梅市自立センターの照明設備のLED化改修工事をはじめ、送迎車両の更新など、利用者の皆様が、より快適に過ごすことのできる環境を整備してまいります。
また、本市における一定の技能を有する手話通訳者の更なる確保を図るため、「手話通訳者全国統一試験」に際し、関係団体と連携し、周知や受付等を行ってまいります。
地域福祉コーディネーターによる相談支援事業につきましては、各市民センターを拠点として、介護、障がい、生活困窮などに関する相談をはじめ、複雑化・複合化した相談にも丁寧に対応し、包括的な支援に取り組んでまいります。
7月には、地域支援センターの開所を予定しております。
青梅市社会福祉協議会の移転に併せ、青梅市障害者就労支援センターも同センター内へ移転いたします。
様々な悩みや不安を抱える方が、その個性と能力を発揮して活躍できるよう、支援体制をより一層強化してまいります。
次に「歴史・文化・生涯学習」について申し述べます。
本市には、長い年月をかけ先人達によって積み重ねられた歴史や数多くの伝統文化があり、これまで、守り、受け継ぐべきものとして大切にされてきました。
古くから関東の霊山として人びとに崇拝される 御岳山の武蔵御嶽神社もその一つであります。
その歴史と文化を継承していくため、新年度は、その随神門前の石垣等の修理費用を補助してまいります。
また、東京都指定有形文化財の「旧吉野家住宅」につきましては、引き続き施設の補修を行い、歴史や文化を学ぶ地域学習の拠点としての活用も図ってまいります。
休館中の郷土博物館は、移転先の検討を進めるとともに、現在行っている津雲邸への資料の展示協力をはじめ、それを皮切りに市内施設を活用した文化財の展示を実施してまいります。
こうした新たな試みが市民の皆様に青梅の文化を改めて知っていただく機会と捉え、積極的な取組を展開してまいります。
美術館につきましては、来月、改修工事が完了し、新年度は、作品の保存環境や展示環境を整えるための通風乾燥期間、いわゆる「からし期間」となります。
翌、令和9年度には、これまでに無かった規模の特別展や本市ゆかりのアーティストとのコラボレーション企画など、よりよい環境となった美術館で皆様をお迎えできるよう準備を進めてまいります。
新市民ホールの建設につきましては、これまで市民ワークショップなど多くの方の御意見を聴いてまいりました。
市民の文化活動の拠点として、また、発表の場として青梅ならではの文化を発信する象徴的な施設となるよう、「東青梅1丁目地内諸事業用地等整備基本計画」の策定に向け、引き続き、丁寧かつ着実に進めてまいります。
スポーツ振興についてであります。
2月15日、第58回青梅マラソン大会が開催されました。
全国から集まった1万5千人以上のランナーに、梅の花がほころぶ早春の青梅路を走っていただきました。
私も10キロの部に出場し、沿道からの多くの御声援により活力をいただき、ゴールすることができました。
改めてこのエネルギーを地域の活性化にもつなげていきたいと強く思ったところであります。
新年度は、いつでも・どこでも・誰とでもスポーツができる場の拡大を目指し、デジタル技術を活用したeスポーツ大会の新規実施や スポーツ・ダイバーシティ推進事業を拡充してまいります。
スポーツ施設の整備につきましては、昨年度から継続している住友金属鉱山アリーナ青梅のLED照明化や更衣室をリニューアルするなど、各施設を使い心地のよい空間としてまいります。
今年度オープンした青梅エクストリームスポーツパークには、夏の暑さ対策として開閉式サンシェードを設置し、熱中症を予防するとともに、通年で利用しやすい施設にしてまいります。
なお、住友金属鉱山アリーナ青梅の更衣室のリニューアルおよび青梅エクストリームスポーツパークの開閉式サンシェードの設置につきましては、モーターボート競走事業からの繰出金を活用してまいります。
昨年12月、BCリーグ準加盟の新球団「東京レジデンシャル」とスポーツを通じた地域振興などに関する包括連携協定を締結いたしました。
拠点となる青梅スタジアムは、ダッグアウトの修繕や防球ネットの新設に向けた設計等に取り組んでまいります。
様々なスポーツを通じた地域の活性化や次代を担う青少年の健全育成を期待するとともに、「青梅から世界へ」と挑戦するすべての方への後押しとなるよう、今後、老朽化した施設の改修等をはじめ、新たなスポーツ施設の環境整備も検討してまいります。
次に、「コミュニティ・共創」について申し述べます。
近年、地域社会におけるコミュニティ活動が多様化する中、私は自治会の重要性・必要性は益々増加しているものと捉えております。
こうした状況において、自治会の負担軽減のため、青梅市自治会連合会との連携基本協定にもとづき、更なる連携強化を図るため、自治会への各種支援を継続してまいります。
各市民センターにおける事務支援はもとより、自治会振興交付金の見直し等を検討していくとともに、自治会集会施設等にかかる補助の継続、
「東京都地域の底力発展事業助成」の更なる周知や、その活用支援など、様々な角度から自治会の運営支援を行ってまいります。
市民センター機能の充実についてであります。
今年度から、各市民センター体育館への空調機整備を4か年の計画で進めており、現在2か所での整備を実施しております。
新年度は更に3か所での整備を予定しており、市民の皆様に、より快適に御利用いただける市民センターとしてまいります。
国際交流についてであります。
昨年、ドイツ・ボッパルト市との姉妹都市提携60周年を迎えることが出来ました。
この記念事業として、5月にはハーゼンアイアー市長をはじめとした友好親善使節団をお迎えし、また、10月に本市からは、私自身が友好親善使節団の団長として、ボッパルト市を訪問させていただきました。
これまで紡がれてきた両市の絆を改めて深めることができたことを大変うれしく思っております。
新年度においても、本市からボッパルト市へ青少年友好親善使節団を派遣いたします。
ホームステイをはじめ、様々な体験・交流を通じて、両市の親交をより一層深めることができるよう願っております。
本年1月15日、イタリア・オーメ市と、お互いの理解を深め、両市間の交流を推進することで、両市が更に発展することを目的とした協定を締結いたしました。
両市の名が偶然にも同じであることをきっかけとして始まった交流を、この協定締結を機に更に発展させられるよう努めてまいります。
また、サイパン市との交流につきましては、新年度は私自ら先方を訪問し、「青少年の未来につながる交流」の実現を目指した協議を行ってまいります。
協働・共創の推進についてであります。
本市では、民間事業者等と市が、それぞれの特性や資源を活かして協力することで、地域の課題解決を図るため、積極的に連携協定の締結を進めております。
2月3日には、市と協定締結事業者が一堂に会し、多様な主体による協働・共創の更なる推進を図ることを目的にワークショップを開催いたしました。
実際に私自身もこのワークショップに参加し、業種の垣根を越えた新しい連携・共創について、様々な可能性を実感したところであります。
これまで多くの御提案をいただいてきました市民提案協働事業につきましては、2か年にまたがる事業も実施可能とする制度改正を行い、より効果的な事業の実施につなげられるよう努めてまいります。
新年度も更なる公民連携を推進し、地域の活性化や市民サービスの向上を図ってまいります。
次に、「地域経済」について申し述べます。
昨今の物価高騰などの影響により、本市における経済状況は、依然として予断を許さない状況にあり、市民の皆様の暮らしや地域経済を支える事業者・企業活動にも多大な影響を及ぼしています。
こうした状況を受け、本市では、国の「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を活用し、全市民の皆様へ6千円分の地域商品券を配付することといたしました。
市内の参加店舗で利用できる地域商品券とすることにより、市民生活への支援に加え、市内消費が喚起されることで地域経済の好循環を生み出すことができるものと考えております。
また、同交付金を活用し、市内農業者をはじめ幼稚園等に対し、物価高騰により影響を受けている経費の一部補助を実施してまいります。
現在、令和9年度からスタートする「青梅市商・工業振興プラン」の策定を進めております。
激動する経済環境に的確に対応し、計画的に商・工業の振興を図ることで、将来に向け、市内産業がますます発展していけるよう、引き続き、検討を重ねてまいります。
農業振興についてであります。
今年度末に、本市の特色を活かし、持続可能な農業の実現を目指す「第四次青梅市農業振興計画」を策定いたします。
本計画にもとづき、担い手の確保・育成、農産物の付加価値向上・安全安心の確保、農地の保全・活用や地産地消の推進といった多岐にわたる施策を通じて、市民生活に貢献し、稼げる農業の実現に向けて取り組んでまいります。
シティプロモーションについてであります。
昨年、本市の豊かな自然、歴史、伝統および文化の普及や、本市への来訪者の増加を目的とした「OmeBluePR大使」と、「OmeBluePR隊」を新たに設置いたしました。
現在、お笑いコンビ「ナユタ」の「ホリコシ」さん、ベースジャンパー・スカイジャンパーの久保安宏さん、トリノ五輪スノーボードハーフパイプ日本代表の成田童夢さんの3人にPR大使に就任していただき、本市の魅力発信に御協力いただいております。
OmeBlue公式Instagramでは、フォロワー数1万人を突破するなど、注目度の高まりを実感しております。
なお、皆様に安心して利用していただけるよう、OmeBlueロゴマークの商標登録を行い、更なるプロモーションへとつなげてまいります。
また、昨年夏に実施した「青」を基調としたスイーツやドリンクの商品開発支援事業、“連続青梅小説「群青文学」”は大変、好評をいただきました。
新年度は、本事業の対象地域を市全域とし、参加事業者も昨年の20事業者から30事業者へと拡大し実施いたします。
青梅に住み、働き、活動するすべての方々が参加できる地域プロモーションの取組であるOmeBlueの周知啓発などにより、更なる地域振興を図ってまいります。
移住・定住促進についてであります。
これまで「青梅市移住・定住促進プラン」にもとづく様々な施策に取り組み、多くの方々に本市へ移住していただいております。
新年度は、「青梅市移住・定住促進プラン」に掲げる不動産の活用促進の取組の第一歩として、今年度実施した空き家実態調査の結果を活用し、移住者が求める住宅ニーズに応えてまいります。
移住された方、新たに移住される方も含め、市民の皆様にとって自分らしい暮らしを実現でき、「住み続けたい」と思える青梅を目指し、取り組んでまいります。
次に、「都市基盤・防災・安全」について申し述べます。
昨年12月、本市における今後の都市計画やまちづくりの基本的な方針を示す「青梅市都市計画マスタープラン」を改定いたしました。
本プランにもとづき、その目標年次である10年後の令和16年に向け、だれもが心豊かにいきいきと住み続けたいと思えるまちづくりを推進してまいります。
圏央道青梅インターチェンジ北側につきましては、引き続き、物流拠点整備を実施していくとともに、土地区画整理事業を着実に進められるよう、組合や業務代行者に対する支援など、新たな産業拠点の形成に向け、取り組んでまいります。
青梅駅前地区市街地再開発事業につきましては、工事が順調に進められ、今年度末いよいよ、竣工を迎えます。
また、その2階には、青梅駅周辺のシンボルの一つとなる、新たな図書館として、こどもから高齢者、地域住民から観光客まであらゆる人々が交流できる居場所といった今までにはないコンセプトのもと、整備を進めてまいります。
青梅駅周辺の賑わいの再生に向け、円滑な市街地再開発事業の完了に際し、再開発組合に対する、必要な協力・支援を行ってまいります。
公共交通についてであります。
昨年10月から導入いたしました、マイナンバーカードを活用したタクシー運賃助成事業につきまして、対象のタクシー事業者を拡大することにより、高齢者をはじめ、御利用される方々の更なる利便性の向上に向け、取り組んでまいります。
交通網の充実を図るため、河辺町1丁目から3丁目地区における新たな公共交通として、グリーンスローモビリティの本運行を開始いたします。
これまで交通手段に不便を感じていた地域住民の方々の利便性の向上を図っていくとともに、次の新たな公共交通についても、検討を進めてまいります。
下水道事業についてであります。
新年度は御岳山事業区域における整備事業が完了し、下水道が御利用いただけることとなります。
下水道管きょの修繕・改築および、ポンプ場施設の更新等を「青梅市下水道ストックマネジメント計画」にもとづき、着実に推進し、安全・安心で持続可能な下水道の維持向上に努めてまいります。
公園整備についてであります。
多くの市民の皆様に日頃御利用いただいているわかぐさ公園や永山公園などの遊具更新を行うとともに、「青梅市公園施設長寿命化計画」にもとづき、施設の老朽化に対する安全性の確保やライフサイクルコストの縮減、修繕時期の平準化など、効果的な維持・管理を推進してまいります。
また、交通公園につきましては、ワークショップを開催するなど、市民の皆様の御意見をお聴きし、新たな魅力ある公園整備に向け検討を行ってまいります。
道路整備についてであります。
引き続き、東青梅から勝沼における都市計画道路3.5.5号線をはじめ、青梅駅前東側市道における無電柱化や幹線道路の拡幅整備などを進め、
交通の円滑化や歩行者等の安全性・利便性の向上に努めてまいります。
防災・安全についてであります。
有事の際に活用する施設の環境整備の一環として、マンホールトイレを覆う防犯性の高い組立式のハウスを計画的に配備してまいります。
日頃の消防団活動が、円滑に行えるよう、消防団の器具置場につきまして、照明器具を計画的にLED化してまいります。
また、「新しい青梅市消防団のあり方検討委員会」の検討結果を踏まえ、これからの組織の編制等について、消防団と丁寧に協議を重ねてまいります。
耐震対策につきましては、「耐震改修促進計画」の改定を行うとともに、戸建て木造住宅の耐震化に向け、診断・改修補助の拡充を行ってまいります。
こうした自然災害への備えをより強化し、市民の皆様が安心して暮らせる住環境の整備に努めてまいります。
次に、「自然・環境・エネルギー」について申し述べます。
昨年12月に「青梅市みどりの基本計画」を改定いたしました。
気候変動や生物多様性の損失等、環境関連リスクの深刻化は、地球規模の課題となっております。
本計画の基本方針である「みどりをまもる」、「育てる」、「活かす」施策を推進するとともに、国や東京都と連携したグリーンインフラ等の取組を進めてまいります。
また、この度、温室効果ガスの削減・吸収量をクレジットとして国が認証する「J‐クレジット」の創出にも取り組んでいくことといたしました。
地域内で温室効果ガスの削減・吸収量に応じて創出したクレジットを売買することで「環境価値」や「経済価値」の好循環を生み出し、脱炭素に向けた長期的な体制を構築してまいります。
「青梅市生物多様性地域戦略」こと「青梅ひとと生き物イキイキプラン」の改定についてであります。
国および東京都は2050年の「自然と共生する社会」を目標に掲げ、生物多様性への理解促進、生態系や多様な生きものの生息・生育環境の保全などに取り組んでいくこととしております。
こうした国や東京都の動向と整合を図りながら、本市としても新年度より計画改定に着手してまいります。
森林環境譲与税の活用についてであります。
森林の適正な管理を促進するため、今年度から開始した森林経営管理制度による森林整備事業を進めるとともに、引き続き、森の担い手となる人財の育成や林道整備などに取り組んでまいります。
また、市内小学5年生を対象に、森林の散策や木工体験などを通じて、林業に対する興味・関心を向上させ、森林の大切さへの理解促進や将来的な担い手の育成につながる森林教育事業などを引き続き実施してまいります。
多摩川河川敷におけるごみの不法投棄や騒音対策についてであります。
利用者マナーが問題となっている釜の淵公園周辺の河川敷において、新年度より、ドローンによる飛行・音声放送を実施し、ごみの持ち帰りなどの啓発を行ってまいります。
併せて、利用者の多い時期に警備員を配置し、ごみの持ち帰りや騒音防止に対する利用者への声掛けをすることで、迷惑行為の予防に取り組んでまいります。
こうした活動と並行し、旧釜の淵公園水泳場等跡地の利活用も含め、河川管理者である国土交通省京浜河川事務所とも協議を行い、今後の対策を講じてまいります。
市内各地域で実施していただいている集団回収についてであります。
集団回収は、市民の自主的な再資源化の推進といったメリットがある中で、近年の回収率の減少や資源回収事業協力業者の撤退といった課題もあります。
そこで、集団回収実施団体および資源回収事業協力業者に対する支援を拡充し、資源化を通じた更なるごみの減量化を推進してまいります。
青梅駅前周辺の整備における、駅前公衆トイレの改修についてであります。
バリアフリートイレの機能の充実を図るとともに、内装に多摩産材を使用するなど本市の玄関口の一つといえる青梅駅周辺の新たな街並みに調和するトイレとして、整備を進めてまいります。
市内の各施設におけるトイレにつきましては、利用者の皆様が快適に御利用できるよう、引き続き整備・改修を進めてまいります。
次に、「行政経営・行政サービス」について申し述べます。
まず、総合長期計画の改定についてであります。
「第7次青梅市総合長期計画」が策定されてから3年が経過し、まもなく4年目を迎えます。
この間、社会経済情勢は大きく変化し、市民ニーズはますます多様化しております。
こうした状況を的確に捉え、市民の皆様の期待に応えることができる、
より実効性の高い計画となるよう、見直しを行ってまいります。
本計画における、これまでの各施策の取組や効果を検証するとともに、これからの本市の新たな可能性を見据えた計画となるよう、多くの市民の皆様から御意見も伺い、改定してまいります。
行政情報の発信についてであります。
市民の皆様に必要な情報を的確にお届けすることは、行政の最も重要な責務の一つであります。
引き続き、YoutubeやX、Instagram等のSNSを積極的に活用し、世代や利用状況に応じて、スピィーディーかつ効果的に市内外へ発信してまいります。
更に、全庁的な情報発信力の強化に取り組み、市民の皆様が知りたい情報をより見やすく、より分かりやすくお届けするとともに、いつでも、どこでも、必要な情報にたどり着ける環境を整えてまいります。
DX推進についてであります。
これまで、「市役所へ来庁しなくても、各種申請ができるような環境づくりの実現」を目標に掲げ、「行政サービス」、「市役所」、「地域社会」のそれぞれを変えるために取り組んでまいりました。
新年度は、「スマートローカル青梅アクションプラン」を更新するとともに、BPR、いわゆる業務改革をより一層強化するなど、更なる業務の効率化と市民サービスの向上を図ってまいります。
本市の貴重な自主財源であるモーターボート競走事業についてであります。
新年度はプレミアムG1スピードクイーンメモリアル競走をはじめ、G1開設72周年記念競走などの高グレード競走を開催することで、他会計への繰出金を増額し、31億円としております。
今後も、関係団体の御理解・御協力をいただき、更なるボートレースのPRとファン獲得に努め、高グレード競走の積極的な誘致を図るなど、将来にわたって安定した財源を確保できるよう取り組んでまいります。
ふるさと納税についてであります。
今年度、組織体制をより強化するとともに、先進自治体での研修で学んだことを活かし、体験を含めた返礼品の拡充や、より見やすく分かりやすいポータルサイトの構築と効果的な広告の導入などに取り組み、寄付金額は、目標に掲げた1億円を超える結果となりました。
新年度においても、返礼品事業者との連携をより一層強化し、本市の魅力を広く発信していくとともに、返礼品の更なる充実や効果的なPRに取り組み、寄付金額の大幅な増額を目指してまいります。
以上、新年度の市政運営に当たり、主な施策について述べさせていただきました。
“全てに感謝”
昨年のメジャーリーグ・ワールドシリーズで、見事MVPを獲得した山本由伸投手の野球人生の信念として、大切にされている言葉です。
昨年11月末をもって、私の市長1期目の任期のちょうど半分である 前期2年を終え、折り返しの後期2年を迎えました。
市長就任から、これまで、選挙公約に掲げた一つひとつの政策など、着実に推進してまいりました。
この間、議員各位をはじめ、多くの市民の皆様から様々な御意見をお聴かせいただくとともに、叱咤激励もお受けいたしました。
市内の小・中学生をはじめ、高校生、専門学校の学生、また、連携協定を締結している民間事業者からも、たくさんの御意見を聴かせていただきました。
更に全国にお住まいの多くの方々をはじめ、民間企業からも、ふるさと納税等の多額の御寄付をいただきました。
そして、一つひとつの政策を着実に推進するため、職員の日々のお支えもありました。
改めて、本日、こうした“全てに感謝”を申し上げます。
一人ひとり、すべての市民の皆様が「青梅市に住んでいて 本当に良かった」と思えるようなまちづくりに向け、これからも、常に感謝の気持ちを忘れずに邁進していく所存であります。
議員各位をはじめ、市民の皆様の これからも変わらぬ御支援・御協力をいただきますよう心からお願い申し上げまして、私の令和8年度 施政方針を終わらせていただきます。
長時間の御清聴、どうもありがとうございました。