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生ごみのリサイクル
家庭から出る燃やすごみのうち、約17%(注1)が生ごみです。生ごみは、たい肥にすることでリサイクルできる資源です。
野菜などの生ごみをリサイクルしてまた畑にかえすというように、うまく循環させれば畑の作物の栄養分となり、ごみを減らすことにも繋がります。また、生ごみをリサイクルできれば、カラスや猫に荒らされたり嫌な臭いが発生するといった問題も少なくなります。
ぜひ生ごみのリサイクルにチャレンジしてみましょう!
注1:「多摩地域ごみ実態調査 令和2年度統計」より
生ごみが臭くなるのはなぜ?
私たちの身の回りにはたくさんの微生物がいます。微生物の種類をおおまかに分けると、
酸素がある状態を好む「好気性微生物」(こうきせいびせいぶつ)と、
酸素がない状態を好む「嫌気性微生物」(けんきせいびせいぶつ)があります。
「好気性微生物」は、さらっとして適度な湿り気のある場所で生ごみを分解するのが大好き。嫌なにおいも出しません。
「嫌気性微生物」は、じめじめした場所で生ごみを分解するのが大好き。ゆっくり分解し、嫌なにおいを出します。
つまり、生ごみを三角コーナーに入れて濡れたままにしておくと、臭くなるということです。野菜などの使えない部分は最初に切り落として濡れる生ごみを減らしたり、濡れた生ごみは水切りをしっかり行うことで、生ごみは臭くならず、ごみの減量にもつながります。
詳しくは、水切りのコツをご覧ください。
生ごみの処理について
生ごみはダンボールを使った「ダンボールコンポスト」でたい肥化することができます。
また、新聞紙や生ごみ処理機を使って乾燥させることで減量させることもできます。
ダンボールコンポストとは
ダンボール箱を利用した生ごみ処理容器で、ダンボール箱に土壌改良材を入れ、好気性(酸素を必要とする)微生物の力によって生ごみを分解し、堆肥を作るものです。
ダンボールは通気性がよく、生ごみの水分を逃がしたり、発酵に必要な空気を通すのに適しています。
においも少なく、場所も多く取らないので、ぜひ取り組んでみましょう!
青梅市でもダンボールコンポストの作り方を紹介していますので、ご覧ください。
- ダンボールコンポスト作成マニュアル [PDFファイル/752KB]
- ダンボールコンポスト作成動画<外部リンク>
〈動画QRコード〉
- たい肥にできる物できない物
生ごみの減量化
SDGsをはじめとして、環境問題への関心が高まり、ごみの減量についても様々な取り組みが行われています。
その中でも家庭から多く出る生ごみは、濡れた状態から乾燥させることで大幅な減量をすることができます。家にある新聞紙を利用することで簡単に乾燥、減量させることができるので、日々の生活の中に取り入れてみましょう。
詳しいやり方は、新聞紙で乾燥で紹介しています。
また、生ごみ処理機器も効率的に生ごみの減量をすることができ、種類も様々なものが販売されています。生ごみ処理機器を購入するときは、次の点をよく考えて購入しましょう。
- 設置場所を確保できるか
- 生ごみ処理機器の管理やメンテナンスがきちんとできるか
- たい肥として利用するには、1ヶ月ほどの熟成が必要なので、置き場所を確保できるか
- できたたい肥の利用先をどうするか
※なお、青梅市では、家庭用生ごみ処理機の購入費補助金制度を、平成14年度をもって終了しています。
生ごみを出さない取り組みをお願いします!
生ごみの減量で大切なのは、最初から生ごみを出さないよう工夫をすることです。
そのために、次の点を意識して日々の生活に取り入れてみましょう
★買いもののとき
買い物の前に冷蔵庫の中を確認したり、必要な食材を必要なだけ買うようにしましょう。
すぐに使用する商品は、賞味期限や消費期限の長いものではなく、陳列順に購入しましょう。
★飲食店で食事をするとき
食べきれると思う量を注文しましょう。食べきれない場合は、持ち帰ることができるか確認してみましょう。
★調理のとき
調理のときは、食べられる分だけ作るようにしましょう。食材が余ったときは、使い切りレシピを検索してみましょう。
★食品が余ったとき
家庭で余ってしまった食品は捨ててしまわずに、福祉団体や施設に寄付する「フードドライブ」を活用しましょう。青梅市ではフードドライブを常時受け付けています。
種類や条件については「フードドライブ」をご覧ください。
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