本文
若い世代の健康づくり(プレコンセプションケア)
プレコンセプションケアを知っていますか?
プレコンセプションケアについて、まずはこちらの動画をご覧ください。(6分程度の動画です)
https://www.youtube.com/watch?v=Xmjqtglk6jg<外部リンク>
公益社団法人 日本産婦人科医会
「プレコンセプションチェックシート」でいまの自分の健康状態をチェックしてみよう
プレコンセプションケアについて
(1) 適正体重を維持する 日本では多くの女性たち、特に若い女性は「やせている=美しい」というイメージを持っているようです。しかし、やせ(BMI18.5未満)は、貧血、骨粗しょう症の原因になるだけでなく、低出生体重児等の原因になります。
一方、肥満(BMI25以上)は、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群等などのリスクを高めます。ご自身のBMIを確認し、適正体重を心がけましょう。
※BMIの求め方 (BMIで18.5以上25未満が適正体重)
体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)で算出できます。
例 身長160cm 体重45kg BMI:17.5
(2) 食事の栄養バランスを整える
1日3食きちんと摂り、できるだけ栄養バランスが整うように心がけましょう。
(3) 適度に運動する
運動不足の人は今よりも毎日10分長く歩くなど、身体活動量を少しでも増やしてみましょう。
(4) 質の良い睡眠をとる
睡眠は生活習慣病をはじめとするさまざまな病気の予防につながります。個人差や環境にもよりますが、理想的な睡眠時間は6時間から8時間といわれています。
(5) ストレスを溜め込まない
ストレスを溜め込まないように、自分なりの発散方法を見つけておくことが大切です。
(6) アルコールは控えめに
節度ある適度な飲酒量を心掛けましょう。「節度ある適度な飲酒」としては、1日平均純アルコールで約20g程度と言われています。
(7) 禁煙する
タバコはがん・心臓病をはじめたくさんの病気を引き起こします。また男女ともに不妊症のリスクが増加し、特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は流産、早産、周産期死亡、低体重を引き起こす可能性があります。
(8) 感染症を予防する
ア 予防接種を受ける・受けさせる
風しん、麻疹(はしか)、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、妊娠中にかかると、赤ちゃんに影響を与える恐れがあります。自分の母子健康手帳を見て、風疹などの感染症のワクチンに接種漏れがないか確認をし、必要に応じて接種することなども検討してください。
イ 性感染症なども注意
感染症の原因となる病原体は、男女にかかわらず不妊の原因や、将来の子どもの健康へ影響をおよぼす可能性があります。正しい知識や予防法を身につけましょう。
(9) 風しん抗体価を確認しましょう 「風疹」は発疹や発熱などの症状が起こる急性ウイルス感染症妊娠中に風疹ウイルスに感染すると、赤ちゃんの目、耳、心臓などに影響を及ぼす「先天性風しん症候群」になる可能性があります。抗体価を確認し、低い場合は予防接種を受けましょう。
女性のみでなく、そのご家族やパートナーから感染するリスクがあるため、妊娠を希望する女性の周囲の協力が必要です。将来の赤ちゃんのために、感染させない環境づくりをしましょう。
青梅市では、妊娠を希望する方への助成制度19歳以上の妊娠を希望する女性とその同居者を対象とした助成制度と、昭和37年4月2日〜昭和54年4月1日生まれの男性を対象とした、大人の風しん抗体検査および予防接種を実施しています。詳細は健康課0428(23)2191へお問い合わせください。
(10) 若い時から健(検)診を受けよう
生活習慣病やがんは、自覚症状がない段階で早期発見・早期治療することで重症化を予防できます。会社や学校、市で行っている健康診断は、若くても、自覚症状がなくても、必ず受けましょう。併せて、歯科でのチェックも受けましょう。
(11) 年齢と妊娠について知ろう
妊娠できる年齢には限界があることを知っておきましょう。妊娠しやすいのは20代から30代前半とされており、年齢とともに低下していきます。これは、生殖補助医療(体外受精・顕微授精)による妊娠についても同じです。
プレコンセプションケアを知ろう
プレコンノートを活用しよう
プレコンノート<外部リンク>
「プレコンノート」はプレコンセプションケアを初めて聞いた方でも実践できるように、3部構成になっています。プレコンセプションケアとはどのようなものなのかを知って、「プレコン宣言」をすることから始めてみませんか。