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10月11日(木曜日)午後6時30分頃、ボッパルト市青少年友好親善使節団が、無事に青梅市に到着しました。出迎えのセレモニーでは、団員のみなさんが全員、自己紹介を練習してきた日本語で披露し、団長のベアシュ市長は日本語であいさつをしてくれました。その後、民泊家庭と対面し、各家庭へと向かいました。
今回の滞在は1週間とたいへん短いものですが、毎日が充実した1日となるよう、市内での交流を行います。
10月12日金曜日、ボッパルト市青少年友好親善使節団は茶道体験と高校訪問を行いました。
午前は日本の文化のひとつである茶道を体験しました。慣れない正座に足をしびれさせながら、みんなで茶道の作法について学びました。初めての抹茶の味は「苦い」と驚いていました。
茶道の作法について説明を受ける団員
実際にお茶をたてる団員
午後は青梅総合高校を訪問しました。同年代の高校生と一緒にフラワーアレンジメントの授業を体験し、ホストファミリーへのプレゼントを作りました。その後、琴や和太鼓、剣道の部活動を見学、体験しました。和太鼓の演奏ではたいへん感動し、アンコールをお願いするほどでした。
10月14日日曜日は午後から多摩川でカヌー体験を行いました。
青梅市カヌー協会の協力のもと、ジュニアのみなさんと一緒に川へ向かいました。
陸上での説明の後、さっそく多摩川で実践です。
はじめは不安定なカヌーに戸惑っていましたが、コツをつかむとあっという間に乗りこなし、びしょ濡れになりながら、2時間あまりの体験時間が短く感じるほど楽しみました。
ジュニアのみなさんと楽しみました。
台風の影響で川の水がまだ濁っていて、美しい多摩川の清流を見せられなかったのが残念です。
ボッパルト市青少年友好親善使節団は東芝青梅事業所の見学、中学校への訪問を行いました。夜は交流パーティでした。
午前中、東芝青梅事業所に行きました。最先端のモバイルテクノロジーを見学し、事業所の方に質問をたくさん投げかけていました。
午後は訪れた第3中学校で、団員達は1年生の各クラスに入り給食を体験。給食の後の交流会では、中学生は東京と青梅について、団員はボッパルト市についてそれぞれ説明しあいました。交流会のあとは、PTAのみなさんとみたらし団子つくりに挑戦しました。初めて食べるみたらし団子は、おいしくいただきました。
東京について、中学生が写真で紹介してくれました。
みたらし団子に挑戦。
生徒会のみなさんと、お互いの文化についてクイズをしました。
夜は福祉センターで開催した交流パーティーに参加しました。団員達はそれぞれホームステイ先のみなさんや、昨年青梅市から派遣した使節団のみなさんと歓談していました。ベァシュ団長にはギターを披露していただき、団員みなでローレライなどドイツ民謡を歌いました。
団員みんなで歌いました。
竹内市長から、ボッパルト市へこけしをプレゼントしました。
10月16日火曜日は、御岳山散策と生け花・着物着付け体験を行いました。
滞在期間もあと一日となりました。16日は午前中、御岳山へ出かけました。あいにくの曇り空で肌寒い中、団員達は元気に宝物殿で国宝を見学し、御師宅にて昼食をとりました。
午後は生け花と着物の着付け体験でした。総合高校でのフラワーアレンジメントとはまた違う花の生け方に一生懸命でした。また、この日は、市役所へ戻った後、団員のシュテファン・ベアシュ君のトランペット演奏会を市役所玄関ロビーにて行いました。
先生の説明を聞きながら生け花に挑戦
初めての着付け
ミニ演奏会
10月17日(水曜日)、ボッパルト市へ帰国しました。
午前5時、まだ暗闇の中、ボッパルト市青少年友好親善使節団の帰国出発式を行いました。出発式には、市長をはじめ、ホストファミリーの家族や昨年の青梅市からの派遣使節団のみなさんなど、大勢の方々に集まっていただきました。
出発式の後、団員達はホストファミリーのみなさんとお互いに別れを惜しみながら、再会を約束して別れました。今回の滞在は7日間とたいへん短く、団員もホストファミリーも慣れてきた頃に帰国の日を迎えてしまったのが残念でなりませんが、確かな友情は芽生え、青梅での交流体験は青少年達の心に深く刻まれたことと思います。
成田空港では、お互いに姿が見えなくなるまで手を振り見送りました。青少年達を乗せた飛行機は、11時30分頃に成田空港を出発し、ドイツ時間の17日16時40分頃に無事到着しました。
最後になりましたが、今回のボッパルト市青少年友好親善使節団の受け入れに当たりましては、大勢の皆さんの御協力のもと、無事にすべてのプログラムを行うことができました。たいへんお世話になりましたことを感謝申し上げます。ありがとうございました。