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青梅市と福島県南相馬市は、「災害時相互援助協定」を結び、災害時などに相互協力を行えるよう取り組んでおり、平時においても、様々な形での住民同士の交流を図ることを目指しています。
東日本大震災を経験した地域の取り組みを学び、住民との交流を図ることを目的として、「スクラム支援自治体間交流事業~親子体験塾~」を実施しました。
南相馬市を訪問し、見学や体験をしていただいた際の様子を紹介します。
令和4年11月26日土曜日から11月27日日曜日の1泊2日
青梅市に在住の親子5組(10名)
11月26日(土曜日) |
11月27日(日曜日) |
7時53分 東京駅発 常磐線特急ひたち3号乗車 11時32分 原ノ町駅 到着 11時45分 原ノ町駅西口 集合 12時00分 昼食(参加者負担)道の駅南相馬 13時30分 消防・防災センター見学 14時50分 震災の時のお話(北泉海水浴場) 15時30分 農家民宿いちばん星 到着 16時00分 農家さんと餅作り(ごろくファーム) 18時00分 夕食など 22時00分 就寝 |
6時00分 起床 7時00分 朝食など 8時30分 宿出発 9時00分 学習プログラム(南相馬市博物館) 10時10分 南相馬市博物館出発 12時00分 伊達の郷りょうぜん(昼食) 14時20分 福島駅 解散 |
令和4年11月26日は、併設された公共施設で、地元の「文化祭」が行われていました。文化祭会場の入り口では、婦人会の方々が、「炊き出し訓練」を行っており、青梅市民の参加者にも「豚汁」と「おにぎり」を提供してくださいました。
東日本大震災発生から2週間の出来事が時系列に並ぶ展示で見ることができました。実際に災害対応に当たった南相馬市職員にお話しを伺いました。
津波の浸水地域にある海水浴場で、海を見ながら南相馬市職員にお話を伺いました。
南相馬市内の農家民宿に1泊し、参加者、宿のオーナーが交流を深めました。敷地内には、動物が飼育されており、動物とのふれあいも楽しみました。
野馬追の話を中心に南相馬市の文化を学び、青梅市との成り立ちの違いを学びました。
参加した保護者からは、「自分たちでは、子どもに伝えきれない話をしていただき、いろいろ考えさせられたようだ。」「見学先や被災した土地を見る事も今後の生活にとてもためになる経験だった。」などの感想をいただきました。
これまで、東日本大震災からの復興支援の取り組みとして、南相馬市の子どもたちを青梅市に招待する事業(夏休み青梅子ども体験塾)を実施(令和2年度、3年度は新型コロナウイルス感染症の影響により中止)していましたが、震災から10年以上が経過したことをきっかけに、復興支援ではなく、広く住民同士が交流を図り、被災した南相馬市の取り組みなどを知ることができる事業を実施しました。