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団長、引率を含めた12人の使節団を、ボッパルト市に派遣しました。
滞在期間中は、全員が民泊(ホームステイ)をしました。
滞在プログラムは、青梅市青少年友好親善使節団が素晴らしい経験ができるよう、ボッパルト市担当者とボッパルト市の青梅ボッパルト友好協会の皆さんが決めてくださいました。
ホストファミリーも、可能な限りプログラムに参加し、限りある派遣期間の中で出来るだけ時間を共に過ごし、交流を深めました。
ボッパルト市の皆さんから、心からの歓迎を受け、そして私達に寄り添ってくださる優しさに触れることで、不安に思っていたことも次第になくなりました。安心してドイツ・ボッパルト市で過ごすことで、滞在中のプログラムを満喫することができました。
青梅市教育委員会の橋本雅幸教育長が団長を務めました。
作文・面接審査の結果、大学生3名、高校生5名、中学生2名の団員10名を決定しました。
※団員は4月15日から5月12日まで公募し、70人の方からご応募をいただきました。ありがとうございました。
6月16日(金曜日)午後7時~9時 市役所2階会議室
派遣に向けての抱負を、浜中市長、島崎議長、青梅ボッパルト友好協会吉永会長、保護者の皆さんに伝えました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、5年ぶりとなる使節団の派遣を実現するために、浜中市長は5月にボッパルト市を訪問しました。ボッパルト市議会に出向き、「交流の再開」を望んでいることを伝え、賛同を得ました。
また、ハーゼンアイアー市長との会談では「相互交流の再開」について互いに確認をしました。
事前研修では、浜中市長から団員に対し、「ボッパルト市は、皆さんを快く迎え入れてくれる」ことを伝えました。
吉永会長からは、これまで長い年月に渡って継続してきた姉妹都市交流に関することと、ボッパルト市の様子についてお話していただきました。
6月23日(金曜日)午後7時~9時 市役所2階会議室
ボッパルト市が開催してくれるさよならパーティでは、団員が出し物を披露することにしています。
”感謝が伝わる、喜ばれるパフォーマンスにしよう!”を合言葉に、様々な意見を出し合い、「日本」要素を盛り込んだ出し物にすることにしました。
また、団員の役割分担(リーダーや記録係など)もグループワークで決定しました。
7月17日(月曜日・祝日)、8月6日(日曜日)午前9時30分~午後4時 市役所2階会議室
過去の青少年友好親善使節団派遣団もお世話になった恩田先生から、2日間にわたってドイツを学びました。毎日使う挨拶、ボッパルト市長に表敬訪問する時の自己紹介は、ドイツ語で話せるようしっかり練習しました。
7月17日には、過去の派遣団の随行者であった星野さん(観光協会事務局長)と、青梅ボッパルト友好協会会長の息子さんである二クラス・ロースさんにお越しいただき、ボッパルト市への派遣で体験したことや、ドイツという国や人の特徴などについてお話をしていただきました。また、海外生活での心配事や疑問などについて、たくさん教えていただきました。
前回の研修で決定したさよならパーティでのパフォーマンスについての練習も行いました。日々完成度を高めていきました。
8月7日(月曜日)午後7時~午後9時 市役所2階会議室
団員決定通知交付式および出発式
浜中市長、島崎議長、青梅ボッパルト友好協会吉永会長、お越しいただいた来賓の皆さんから激励の言葉をいただきました。
団員決定通知を交付された後、一人ずつ決意表明をし、ボッパルト市で行うパフォーマンスを皆さんへ披露しました。
第18回青梅市青少年友好親善使節団(団長、引率含め12人)は、令和5年8月21日(月曜日)青梅市役所を早朝に出発し、姉妹都市ボッパルト市を訪問しました。滞在中は、全員が市内にホームステイし、ボッパルト市民との親交を深めることができました。派遣団員は全員、8月30日(水曜日)無事に帰国いたしました。
今回の主な交流プログラムと派遣団員の様子をご報告します。
フランクフルト空港では、ボッパルトの方々がお出迎えしてくださいました。感激です!
ボッパルト市民ホールで、ホストファミリーと初対面。この時は、まだ緊張しています。
お世話になる家族と記念撮影した後、それぞれのホストファミリーの家に行きます。
事前研修で学んだドイツ語で自己紹介。団員は、ボッパルト市長から手渡しでプレゼントをいただきました。
青梅市から「ボッパルトの雫」と特別仕様のランプである「Miru-flame」(青梅市のガラス加工会社 株式会社鬼塚硝子社製)をお贈りし、喜んでいただけました。
説明を受けながら、歴史的な建造物が多く残るボッパルト市内を歩きました。写真で見ていた通り、本当に美しい街です。
美術館には、トーネットの椅子やシーボルトの研究についての展示に加え、ユーモアのセンスを感じる写真展示がありました。
姉妹都市公園
※ボッパルト市は複数の都市と姉妹都市提携をしており、各姉妹都市とのモニュメントを設置した姉妹都市公園があります。
派遣団員は、ボッパルト市に多摩川の石を持っていき、名前などをペイントしてお決まりの場所に置いて帰ることを恒例のイベントにしており、第18回の派遣団は仲良く一斉に置きました。
お城には王様やその家族の生活の場や、働く人がお祈りできるようにと造られた小さな教会のような部屋がありました。日本のお城との違いや内装について詳しく知ることができました。
ライン川とモーゼル川の合流地点である、ドイチェスエックには、多くの観光客がきていました。天候にも恵まれ、2つの川の色の違いまで見ることができました。
コブレンツの旧市街の市庁舎の中庭に、シュンゲルの泉がありました。突然、小僧が水を吹きかけてくる面白い仕掛けがある像で、集合写真を撮る時、吹きかけられないかドキドキしました。
大きな機械やロボットを使って、作業をしている工場です。見学者は、全員黄色いベストを着用し、歩く場所も指定されます。安全に見学するために守る事項を説明を受けた後、見学が始まりました。※工場内の撮影は禁止でした。
傾斜がきつくて、登り切るのが本当に本当に大変でした。小雨が降る時もありましたが、がんばりました。
ボッパルト市とライン川の素晴らしい景色を見ながら、帰りはリフトで快適に下山しました。
世界遺産のケルン大聖堂の外観は重々しく立派で、圧巻でした。ローマ時代の石がそのまま使われている部分もあり、歴史を感じます。近寄って見ると、人の目に触れない細部にまで装飾が施されています。内部のステンドグラスも美しく、多くの方が世界中から訪れていました。
523段の螺旋階段を登り、頂上にある大聖堂の鐘を目にすることができました。
ボッパルトの消防団のモーターボート(普段はライン川やボッパルトを管轄し火事があった時に消火したり、人を救助したりするためのボート)に特別に乗せてもらいました。スピードがとても速い上に、揺れも大きかったです。
ホストファミリーとフリータイム
(ホストファミリーと連絡を取って予定を決めました)
シェフEsmeraldo さんの料理教室(„Fondels Mühle“レストラン)
水車が現存しているおしゃれなレストランで、優しくて褒め方上手のシェフにドイツ料理教室を開いていただきました。ドイツ料理のシュニッツェルやシュペッツェレを教わり、みんなでおいしく食べました。
ボッパルト市民ホールでさよならパーティー
さよならパーティーには、ボッパルト市長、市議団、在フランクフルト総領事館職員、そして団員のホストファミリーやお世話になった方々など、大勢の方にお越しいただきました。リーダーの奥隅風河さんとサブリーダーの上原沙弓さんが、ドイツ語と英語でスピーチをしました。集まっている方々は、そのスピーチを聞いて感動で涙ぐんだり、笑顔になったり・・・。しっかりとお越しになった方々に感謝を述べる2人。本当に素晴らしかったです。
そして、事前研修で練習してきた、パフォーマンスを堂々と披露しました。大成功でした!
ここで、大半のホストファミリーとお別れとなります。それぞれのホストファミリーと、別れの言葉を交わし、涙が溢れる団員もいました。
ドイツ最古の大学都市と呼ばれるハイデルベルクの街を歩き、ケーブルカーに乗ってハイデルベルク城へ向かいました。
ハイデルベルク城には昔ながらの城壁や、豪華な建物が残っていました。
チェックインと荷物の預けを済ませ、最後に集合写真を撮り、それぞれ別れの挨拶をして、出国ゲートへ。
保護者の皆さんに「ただいま」と言った時に、とてもホッとして、青梅に帰ってきた!という実感が湧きました。
ボッパルト市での経験と出会いにより、団員は一層、強くたくましく、そして学びたい気持ちが強くなったようです。
9月7日(木曜日)午後7時~ 市役所2階会議室
派遣後初めての研修には、団員だけでなく団員のご家族にもご出席いただきました。
団長が、ボッパルト市で受けたおもてなしときめ細やかな心配りについて、感謝感激であったと述べられました。また、ボッパルト市滞在中の団員の様子について、「本当に素晴らしかった」と話がありました。
その後、多摩ケーブルネットワークで放送された派遣団員ニュースを全員で見て振り返り、団員とご家族から一言ずつお話いただきました。
9月14日(木曜日)午後7時~
団員が、報告会の内容を決め、その後誰が何を発表するか割り振りをしました。報告会は、団員が作り上げていきます。報告会に来た方を”ボッパルトツアーにご招待する”ことにしました。
9月24日(日曜日)、10月1日(日曜日)
最後まで、どうしたらよいか工夫を重ねました。
10月4日(水曜日)午後7時~ 市役所2階会議室
はじめに、浜中市長、島崎議長、橋本団長からご挨拶をいただきました。
まず、報告前に自己紹介をしました。「ボッパルト市に行って変わったところ」も合わせて発表しました。
いよいよ、派遣報告です。
自分たちが経験した交流がこんなにも素晴らしい!ということを、想いを込めた言葉で伝えました。
ご清聴、ありがとうございました。
ボッパルト市滞在中のプログラムや団員が感じたこと、団員ごとの研究成果などをまとめた「第18回青梅市青少年有効親善使節団〜派遣の記録〜」を作成しました。
団員が作成したレポートや写真を通じて、訪問の様子と成果をご覧ください。
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