令和4年がスタートしました。本年もどうぞよろしくお願いします。冷たい雨の中のスタートでしたが、どのクラスも落ち着いて3学期を始められていました。始業式では、4年生の代表児童がが3学期の目標を発表しました。以下、始業式で校長が話した内容です。

みなさん、新年あけましておめでとうございます。
令和4年がはじまりました。今井小学校の皆さんにとって一人一人が成長できる良い年になることを心から願っています。成長するために年の初めに皆さんと一緒に考えたいことがあります。それは、「勉強」と「学び」は同じなのか違うのかということです。よく、「勉強しなさい!」と言われている人はいませんか?「学びなさい!」とはあまり言われませんよね。
「勉強」というのは、だれかが問題を出して、その答えを出すことです。だから、答えを出す方法を覚えたり、教えてもらったり、答えを間違わないようにたくさん練習したりします。計算でいうと、計算のやり方を教えてもらって、それを早く正しく解けるように繰り返したくさんの問題をプリントで解いたりします。ちゃんとやらないと、先生に叱られたり、できないとやる気がなくなってしまったりしますよね。だから、答えが欲しくなって、分からないとすぐに教えてもらおうとしたり、時には答えを見ながら勉強したりしてしまいます。
では、「学び」はどうでしょう。「学び」には自分の「したい・やりたい」がまずあります。先生はよく学びには「鯛」がいるといっています。その「本当のことを分かりたい」「もっとやってみたい」という気持ちから、自分でいろいろと考えたり、試して失敗したら違う方法でやってみたりということができます。そして最後までやり遂げて、できたり、分かったりしたときに「喜び」や「楽しさ」があります。学んだことから「もっと知りたい」という新しい「たい」が生まれ、「学び」がつながっていくことがあるかもしれません。
校長先生は「勉強」とは「教えに従って身に付けるべきことを身に付けるために頑張ること」、「学び」とは「自分がこうありたいという自分になること」だと考えました。「勉強」は、もちろん大事です。勉強をしてたくさんのことを身に付けてほしいです。ただ、それ以上に今井小の皆さんには「学び」を大切にしてほしいです。「学ぶ」ことを大切にして、令和4年は一人一人が成長を実感できる年にしたいですね。
これでお話を終わります。